出世する人の違い
出世する人としない人の違いは何でしょうか?
当社が取引している某有名メーカーでは、出世するタイプが2つあります。
1.純粋に頭が良くてそつなくこなす人
2.問題起こすがなんとか前にすすむ人
面白いことに、1は子会社の社長クラスどまりですが、2が本社の役員クラスです。先般、主任時代から一緒に仕事させてもらっていた方が役員になりました。凄いですよね。
そして、1も2も共通しているのが、当事者意識です。自分のプロジェクトであり成功させるという意識です。ハナから失敗したら誰が責任とるんだなんて考えすらありません。プロジェクトの一員として成功させるという強い意識です。
そしてそれに共感してくれる同期や下請け会社とのコネです。1人では出世できません。
逆はどうでしょうか?
去年、同じく主任時代から10年来一緒に仕事させてもらった部長が失脚しました。出世するうちに彼はスッカリ初心を忘れてしまいました。ちょっとのミスも許さず問い詰め、部下が困っても助けず、ひたすら上意下達で数字を追求し、発言はネガティブな言葉ばかり発していました。
それでも業績がでるから上には覚えがいいんだと思っていましたが、部長交代時期になっても彼の新しいポストは用意されず、引き受けてくれる子会社もありませんでした。
プロジェクトを成功させようと言う意識はもちろん高かったでしょうが、上を喜ばせるためであって、プロジェクトの一員としての当事者意識は低かったのです。
上の人は、彼の性格を見抜きある意味悪役として割り切って使っていたんだなと思いました。
どんだけ嫌われてればあそこまで仮にも本社からの天下りを拒否するのでしょうか? 味方なんか誰1人居ません。
会社によって全くケースは異なるでしょうが、どんな仕事もどうなってもいいけど自分の担当が終わればいいという意識では埋没して出世なんかできないと思います。