報恩感謝

5人兄弟の長男として生まれる  ↓ 10代のころから働けない父に代わりアルバイトをして家計を支える  ↓ 高校卒業後、大手自動車メーカーの期間工として就職  ↓ 頑張りが評価され、正社員に登用  ↓ ある日ふと「仕事つまらないな…」と思い退職  ↓  ↓  ↓ その後は、新聞配達、ゴルフ場のキャディ、トラック運転手、キャバレーのボーイなど15もの職を転々  ↓ 27歳のとき、転機が訪れる  ↓ パチンコ三昧の日々を送っていたが、知人からの誘いがあり、ラーメン店の雇われ店主となる  ↓ 働いた分が現金になるわかりやすさに惹かれのめりこむ  ↓  ↓  ↓ 32歳、念願の自分の店を埼玉県大宮に開店  ↓ 当時としては珍しい24時間営業のラーメン店  ↓ 見事に大当たり!  ↓ 店舗数を着々と増やしていく、目標は大宮から赤羽までの全駅前に店舗を出店すること  ↓  ↓  ↓ マクドナルドと吉野家がある駅前に出店  ↓ 採算に乗るかどうかを既に2社が調査してくれている  ↓ それに乗っかれば必ず儲かる理論  ↓ 毎日吉野家やマックは飽きるから、次第に自分の店にも客が流れてくるだろう!  ↓  ↓  ↓ 店舗もできる限り24時間営業  ↓ ランチや夕飯以外の需要に着目  ↓ ”仕事帰りにビールで一杯” や ”飲み会終わりの締めのラーメン”  ↓ 夜遅い時間ほど客が入り売上が上がる!  ↓  ↓  ↓ 出店する物件探しやリサーチはすべて自分で行う  ↓ 現地に出向いて一軒一軒くまなくチェック  ↓ 理由は失敗した場合の責任をすべて自分が負うため  ↓ 「社員に任せて失敗したからってその責任を負わせるのはかわいそうでしょ」と  ↓  ↓  ↓ 移動はハイヤーを使わず、公共交通機関を利用  ↓ 自宅からの通勤は20分かけて徒歩  ↓ 「運転手付きのハイヤーを使うくらいなら、その分、従業員の給料を上げますよ」  ↓  ↓  ↓ 味は万人受けしなくていいという考え  ↓ 10人食べて7人くらいが美味しいと言ってくれればいい  ↓ 「あまりに全部が美味しいとインパクトが強くて飽きがきてしまうでしょ」  ↓  ↓  ↓ 年1回、パート・アルバイトへの慰労会を開催  ↓ ホテルを貸切り総額2,000万円ほどの経費をかけた大がかりなイベント  ↓ 400店舗全スタッフに直々に感謝を伝え歩く  ↓ 「ひとことのお礼も言えず辞めていくパートさんがいることが、人として耐え難いのよ」  ↓  ↓  ↓ 2021年、新型コロナウィルスの影響で赤字経営  ↓ にもかかわらず従業員への感謝を込めて臨時ボーナスを支給  ↓ 「コロナに罹るリスクがある中でも、皆さん頑張ってくれているんだし」  ↓  ↓  ↓ 2023年、自身が保有する株式の一部約4億2,000万円を全従業員(パート+アルバイト含む)へ贈与  ↓ 「皆さんの努力のおかげで売り上げが伸びてきています」  ↓ 「もう82歳だし、株はいらないから、無償で皆さんに差し上げますね」  ↓  ↓  ↓ 加えて、 「株はなるべく売らないでね、増えていきますから(笑)」 座右の銘は『感謝』。村一番の貧乏から、独自の戦略と感謝の姿勢で、400店舗を構える超大型中華チェーン店をたった一代で築きあげたのが、 株式会社ハイデイ日高  代表取締役会長 神田 正さん!