諭吉さん引退

【諭吉さん引退】
長きにわたり、我々の最高峰紙幣ライフを彩った福沢諭吉先生。聖徳太子に代わる一万円札の文字通り顔として、数十年君臨されました。
先生の言葉をご紹介して、お見送りしたいと思います。

人の仕事を見て「たいしたことないな」と思ったら、自分自身でその仕事をやってみなさい。
人の商売を見て、下手だと思ったら、自分でその商売をやってみなさい。隣の家の家族を見て教育がなっていないと思ったら、その教育を自分の家族にやってみなさい。
人の著書を評論したいと思うなら、自分で筆を執って本を書いてみなさい。学者を評価しようと思ったら学者になってみなさい。医者を評価しようと思ったら医者になってみなさい。
大きな問題から小さな事柄に至るまで、他人の「働き」にくちばしを挟みたいと思うなら、試しにその「働き」の地位において、自分自身で体験した上で考えてみなさい。

自らやってみて、考えよ。諭吉先生は明治九年におっしゃいました。令和六年の今も、全く同じことが言えると思います。岸田が悪いとかアベガーとか叫んでいる方がいらっしゃるならば、文句を言う前に自分がそれをできるかよく胸に手を当てて、考えてみられてはいかがでしょうか。
以上