相手の身になって考えた待ち時間を待ち時間にさせない飲食店の工夫
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| 千羽鶴 |
おはようございます。
2016年2月の配信記事です。
相手の身になって考えるのはなかなか難しいものです。
とりあえず、相手の立場に立ってみるだけでも十分だと思います。
特にある分野でプロになればなるほど、自分の立ち位置が固定化され、なかなかそこから離れた視点からものを考えることができなくなります。
あるレストランのテーブルに、折り紙(おりがみ)が置いてあるそうです。
そして、注文を受けてから料理を作り出すため、どうしても待ち時間があります。
その間の時間に、お客様のほうで鶴や魚などの折り紙(おりがみ)を作ってもらうというのです。
折り紙をずいぶんやっていない方に対しても、作り方の教本もおいてあるので安心です。
出来上がった作品は役に立つ
そうして出来上がった作品は、持って帰ってもらってもよいですし、店の方で引き取って、あとで千羽鶴などにして老人ホームほか介護施設や保育園や孤児院に持って行ってプレゼントにするというのです。
待ち時間を待ち時間にしない、いかに短く感じていただけるか工夫してみた一つの小さな企画です。
原価もほとんどかかりませんが、お客様にはお腹以上に、自らがいいことに参加できたという満足感も貰えると好評だそうです。
うどん一杯が来るまでの時間すら待てない、至らぬ筆者からは以上です。
(平成28年2月23日 火曜日)


