真冬に鳥取に行ってみたところ鳥取砂丘が鳥取雪丘になっていました
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| 鳥取雪丘 奥が馬の背 |
おはようございます。
2015年1月の記事です。
山陰って雪が降るんですね。
2015年、年始の観測史上稀な大雪で、出雲大社からの道路もチェーン規制が入ったりと大変厳しい雪中行軍となりました。
荒れる宍道湖を右に見ながら松江城を巡り、そして山陰最終目的地である鳥取砂丘に到着したわけですが、そこに見えるのは一面の雪景色でした。
馬の背と呼ばれる大きな丘が鳥取砂丘の海側の先端です。
確か以前行った時は砂が熱くて、馬の背から駆け下りるのが楽しいそれは大きな楽しい砂場だったのですが、今回は南極物語のロケも十分できそうな雪と風しかない別世界でした。
砂は雪の下数十センチにある模様ですが視認できません。
しかしながら、我々ははるか九州島からわざわざ車で十数時間かけてやってきているわけです。
他の観光客もろくにいない中砂丘に向かって前進を始めました。
するとどうでしょう。
うそのように風はやみ、空が晴れてくる、わけもなく猛烈な吹雪と冷気で、大変危険な状態に陥りました。
よい子のみなさんは絶対真似しないでください。
それでも筆者は馬の背の頂上まで前進したのですが、予想通り同じ距離を引き返すなかで足と手の感覚がなくなりそうになりました。
何しろ向かい風を受けてはまともに息ができないくらいの海からの風です。
写真を撮ろうとしたのも失敗でした。手が悴(かじか)み感覚がなくなります。
ということで、ほうほうの体で戻ってきたのでした。
高校山岳部より数十年、ホワイトアウトという感覚を久々に思い起こした筆者からは以上です。
(平成27年1月5日 月曜日)


