サハリン2取るなら北方領土よこせ

防衛省の島田和久事務次官が1日、退任しました。離任式あいさつで「防衛省は大きなチャレンジが求められている。困難な課題だが立ち向かってほしい」と語りました。外交・安保政策の長期指針「国家安全保障戦略」など3文書改定の議論を主導しました。岸信夫防衛相は留任を求めましたが、岸田文雄首相ら官邸側が認めなかった形です。後任は同期の鈴木敦夫防衛装備庁長官が就きました。

島田氏は安倍晋三元首相の秘書官を6年半超務め、安倍氏と関係が深いことで知られました。秘書官から防衛省に戻り、官房長を経て2020年8月に事務次官に就任しました。この、安倍氏と関係が深いというマスコミのリードに、問題の本質である国家防衛について、単に元首相との癒着問題に矮小化しようとする意図を感じるのは筆者くらいでしょうか。

内政の人気取りにだけ張り切っている今の政府首脳ですが、未だに米国、英国に呼ばれないマンツーマンで話し合えないのが、いまの日本のトップの世界での扱い、唯一米国でのトップ会談は岸防衛大臣。NATO、G7へ行ってもディベートができなく、日本としての態度や法整備を表明できない無策主義者であるのでニコニコ頷いて最後に金は払いますしか言えないわけです。相手6カ国も承知しています。ロシアのサハリン2の件にしても脅されっぱなしだろう。ロシアの原油、ガスなんぞいらねえから投資した分を北方領土で返せぐらい言って、注視するなら国後島で注視してほしいです。

以上