同調圧力

正しい”日本人”の作り方

①ある人(A)が、ある”もの”を作りたいと考える  Aはそれが完成すると、他人の反応が見たくなり、それを一般に公開することにした   


②しかし、レヴェルの低いAの作品は思うような評価を得られない  「それは既に発表されたアイディアだ、なにも新しいことはない、稚拙な表現だ」などと  様々な酷評を受ける   


③それを受けて、Aは悔しくなり、多大な努力と労力をかけて、  それに独創性、オリジナリティーを加え、より完成度の高い新たな作品を発表する   


④(非日本)Aの努力を理解し、Aの努力に敬意を表して、その作品に対して惜しみない賛美を送る   →Aは努力が報われたことを喜び、新たな分野を開拓するため、次の作品に取りかかる    別の分野の①へと戻る  

(日本) 
十分すぎるレヴェルの内容であっても、決して褒めようとはしない       

普通に考えればどうでもいいような粗を探し出しそれを糾弾する(出る杭を打つ)   


⑤それを受けて、Aは悔しくなり、さらなる改良を加えていく   


⑥Aがどんなに改良を重ねていっても、周りの人はどんなに細かい粗も決して見逃さず  すかさずそれを指摘し、非難する   

↓  
(⑤と⑥のループ ~中略~ )   


⑦途中、Aはもう諦めようと思ったりもするが  周りを見渡してみると同じような人が同じように努力をしていることに気がつく  「自分だけではない、ライバルに負けたくない」と必死に努力をする   


⑧Aの作品はだんだん、マニアックになっていく  同時に、A自身もそれがだんだん面白くなっていく   


⑨それを繰り返すうち、それがある飽和点に達すると  (”出た杭”の範囲を超え、それを超越するようになると)  Aはやっとそれから解放され、賞賛を受けることになる   


⑩Aはこの時点でやっと自分の努力が認められ、報われたことを知る

・日本でない国では、④の時点で①に戻るので、多種多様なアイディアが生まれることとなる。

・一方、日本では、⑩の時点になるまで達成感を得られないので、多様性よりもその分野の専門性を窮めることになる。

そして、そこまで達した人は「職人」となる。

また、それを志向する者が増えるとそれは「道」となる。

このようにして、日本でない国の人たちは、日本人の作ったものを目の当たりにすると非常に驚嘆することになる。

彼らは純粋にその作品の凄さに気付き、強い賞賛を送るが、しかし、同時に、それはマニアックであり、独創性が乏しく汎用性が少ないものでもあることも知る。

そして、彼らはそれを生み出している原動力が、この社会に横たわる伝統的な強い「妬み」と「嫉妬」であることを知らない。