園バス置き去り事故対策

静岡県牧之原市で女児(3)が認定こども園の送迎バスに置き去りにされて死亡した事件を受け、埼玉県狭山市の武蔵野短大付属幼稚園で12日、車内に取り残された園児がクラクションを鳴らし、周囲に危険を知らせる訓練を行った。

 狭山署が協力。バスのクラクションで大きな音が出ることを体験してもらい、バスに閉じ込められた際にためらわず助けを求めてもらうことが狙い。

後藤匠海君(4)は「簡単だった。楽しかった」。子どもが参加した江原友絵さん(35)は「子どもが押す訓練はなかなかない。事件後すぐに体験できて良かった」と話した。