急速に円が戻して1ドル140円に

アメリカの物価上昇の勢いが鈍り、市場の予想を下回ったことで急速に円高が進んでいます。

アメリカの先月の消費者物価指数は、食品やガソリン、住居費などが値上がりしたことを受け、前の年の同じ月に比べ7.7%上昇しました。依然として歴史的なインフレは続いていますが、伸び率は市場の予想を下回り、4か月連続で縮小したため、中央銀行にあたるFRBが次回12月の会合で利上げペースを減速させるかどうかが焦点です。

一方、発表直後からニューヨーク外国為替市場ではドルを売って円を買う動きが強まり、円相場は一時、1ドル=140円台まで一気に円高が進みました。また、ダウ平均株価は一時、1200ドル以上値上がりする場面もありました。

ということで、円買いの動きは当面続きそうで、日本の株式市場も上がることが予想されます。

いままで、下がってきた、金利に敏感な不動産株などに、買い戻しが入りそうですね。

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