村田兆治さん合掌

2022年11月11日午前3時10分ごろ、東京都世田谷区成城9丁目の2階建て住宅から出火、2階部分の約40平方メートルが焼けた。警視庁によると、この住宅は元プロ野球選手、村田兆治さん(72)方。村田さんは意識不明の状態で病院に運ばれ、間もなく死亡が確認された。

伝家の宝刀フォークの握りを見せる村田兆治さん

現場は小田急成城学園前駅から北へ1キロ余りの住宅街。近くに住む男性(74)は同日午前3時ごろ、ガラスが割れる音が続いたため「誰かが瓶を割っているのか」と思い2階のベランダに出たところ、村田さん方の2階から火が2~3メートルの高さまで上がっているのが見えたため、119番通報した。「村田さんとは面識はないが、野球で功績を残した人だし心配だ」と話した。

離島や限界集落を回り、プロの投球の凄さを見せると一日1,000回の腹筋を繰り返して野球教室に明け暮れていた村田兆治さん。
今の若い人は村田さんをよく知らないと言うでしょうが、現役時代のマサカリ投法、サンデー兆治を知る私は大変感激していました。始球式でガチの速球を披露して135km/hを記録するとか、記録にも記憶にも新しい、素晴らしい人でした。

この村田さんが、空港で暴行に及んで逮捕されたという件を聞いて、認知症の兆候が出ていたのではないかと思います。今回の事故についても、認知症によって記憶を失いつつあり、我が強く出り攻撃的になる、火の始末忘れというのも、認知の線もあるのではないかと思います。

全国の今の大人になっている野球少年少女が、この人の野球教室で教わったことでしょうが、正に日本男児、強烈な闘争心とプロ意識、子供も大人も見ても畏敬の気持ちしか湧いてこないそんな佇まいの方でした。心からご冥福をお祈りします。

合掌