サブスク契約の末路

ハリウッドの役者が配信台頭により、軒並み二次使用料の激減に苦しんでいる。二次使用料とは、作品が再放送など繰り返し視聴されるたびに製作会社から俳優に支払われる印税のこと。ヒット作の場合、撮影時の出演料の2倍に及ぶこともある。

しかしストリーミング配信の二次使用料は、一般的に配信される全番組の視聴時間に占める当該番組の視聴時間の割合に、視聴者が支払う定額利用料の総額を乗じて算出される。決まったパイの中から配分されるため、役者の収入には限度が出るのだ。

かつてのDVDは購入やレンタルの収入、テレビは視聴率に応じた広告収入が二次使用料の原資になっているので、評価の高い作品ほど役者にも儲けが配分される。ところが配信番組に出演した役者はかつてのDVDやテレビと同等の二次使用料を期待していただけに、その激減した明細書に驚きを隠せない。

結局、月額定額見放題とかいう、サービス提供と対価が見合わない事業モデルは衡平ではないと思うわけです。モノは一個一個そのとき使う分だけその場で買い切るべきなのです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/71d4d747f98c2f46ac9d859381f9460e4f7b6d79