教室に子どもに死ねと言われたら

教室で子どもに「死ね」と言われたら

教頭びるるさんより
2022年6月26日 21:27
教室で「〇〇(担任の名前)死ね」「〇〇うざ」などと聞こえたら、 絶対にスルーしてはいけません。
スルーするということは負けたということです。
毅然とした態度と厳しい口調で「今の言葉、もう一度言ってみなさい」と返します。
これでほとんどの子は黙ります。
「後で、話を聞くからね」と伝えて、さっと授業に戻ります。
でも、もう一度「死ねって言ってんだよ!」などと返して来たらもう腹をくくってください。
勝負です。教室のみんなが見ています。担任は絶対に負けてはいけません。
でも、勝つ必要もありません。どれだけ、冷静に落ち着いて対応できるかがいちばん大切です。
まず、「どうしたの?大丈夫?」と心配する声かけをします。
「うるさい、お前なんか死ね!」などと次々暴言が出てくると思いますがそれには答えません。
間違っても「誰に向かって言ってるんだ!」などと応戦しないように。
相手の思うツボです。
放課後、その子の保護者に暴言を返されたと苦情を言われ、謝罪する事になります。
相手が興奮しても、こちらは落ち着いて「どうしたの?」「かなりイライラしてるね」と心配する声かけを続けます。
「ちょっと、落ち着いた方がいいね」と言ってクラスの日直さんに「〇〇くんが不安定になってるから職員室の教頭先生を呼んできて」とお願いする。
その日の放課後、さっそくその子の保護者に連絡をして 暴言の事実を伝え、「すごく不安定になっているように見えました。大変心配しています。お家で何かありましたか」と聞く。これで、暴言はなくなります。
教師に対する暴言の対応は、同じ土俵に立たないことと冷静に対応していることを教室の他の子にアピールして味方につけることです。これが最も大切です。