[00020]真の賢さとは
賢くない人の一般的特徴
「賢くない」人に共通する真実は何でしょうか。おなじみ来ました真シリーズ。新しいコラムシリーズ、真シリーズです。秋山真之、西郷隆盛、織田信長、これみな49歳で亡くなっているのですが、その同じ年齢に達してしまった筆者が放つシリーズです。さて、賢くない人の共通点とはなんでしょうか。
経験と主観に基づきお答えします。ついでに読みやすくするため賢くない人を「わたし」、賢い人を「変人くん」と呼びます。
①わたしは変人くんがダメな人に見えます;)
これは実はわたしが一番驚くことだと思います。わたしは、計算能力や記憶力などがいくらすごくてもしょっちゅうドジをしたり助言を無視したり、なにより自分の世界観をもってそれに殉ずる活動をしてちっとも自分のほうに関心を向けてくれない変人くんをダメな人、使えない人と認識しがちです。そうではなくて、わたしが、変人くんのお眼鏡に叶うような面白いことをやっている人ではなくて、インスタにもりもり写真をアップするくらいの、AIやITジャイアントや健康志向とかは口だけのコーラやコーヒーとは名ばかりの乳製品と砂糖のまぶし飲料withプラスチック紙コップ入り(ストローは紙)を粗製濫造しているのにハマっているだけの、そういった金融商品の裏側にいる養分にすぎないどこにでもいるてきとうなやつだとか思われちゃっているから、振り向いてくれないだけなのかもしれませんね。また、変人くん自身が世間に受け入れてもらうためにダメな人を装う場合もありますが、その場合も、真から心から賛同しているわけではないので、目は笑っていませんね。しかし、彼ら変人くんの自由な発想を活かす環境を整えてあげると強力な味方になるかも知れませんね。保証の限りではありませんが。
②ユーモアに欠ける:)
ユーモアは簡易知能検査として使用されるほど多角的な知的機能を要します。わたしのジョークはすべることうけあいなので、他人の使い古された、ある意味下品な身体を張ったネタを使って無難で下卑た笑いを提供するかも知れません。ただこれは関西であるかどうかなど生育環境や地域による影響も大きいので注意が必要です。わたしも関西スパイスがかかっているのですが、そのネタが、これが賢さから来るのか残念な要素からはみ出てくるものなのか、常に自問したいところですね。そして、賢さから来てないことが99.999%以上だという残酷なテーゼに身震いするわけです。
③自分を過大評価する:)
どこの大学か忘れましたが、海外の知能研究において「IQの低い人は自分のIQ検査の結果を過大評価し、高い人はやや低めに評価する」という研究結果があります。①が起こりやすい一因になります。IQというのは知能指数で、一般的に脳の演算処理速度や質が高いというだけのことですが、そもそもそういった客観的尺度も、見る人の主観によって容易にネジ曲げることができます。そう、わたしクラスになると、そんな試験で知能がわかるはずない!とか言い出すわけです。だけどテストの結果は厳然たる事実ですから、それはそれとして受け入れるべきです。テスト結果をマシにしたいならば、対策して、準備して、勉強しなければなりませんね。そんな当たり前のこともできずに、ユーチューブに流れているよくわかんない扇動的な言辞に弄されて、ワクチン反対とか叫んでいますが、本当にワクチンについて知っている人の発言なのだろうか甚だ疑問ではあります。わたしにだってわかっていないので。
④序列を決めるために会話する:)
これは他人の本の受け売りですが、経験的にまったく正しいと思っています。わたしは自分に自信がないけど、とにかく共感を求めたい、相手のカーストが自分と同じであることを確認しつつ、ダメな人はいじめて主観的な下位カーストに引きずりおろします。肩書きや才能のすごい人には、同じカーストに入れてもらうため何とか取り入ろうと苦心します。取り入る前に自分のレベルを上げようとはわたし考えないんですよね。実にもったいないところです。時々「ひれ伏せ愚民ども」と言う態度でメンサ会員や高知能を名乗る人が居ますが、本物かどうか疑問に思います。たぶん、自分のことすらよくわかっていないのではないかと思います。賢い人は謙虚なものです。だいたい、学会などで、「素人質問で恐縮ですが」とかいう枕詞で質問始めるのが、一番強敵で厄介なのです。能ある鷹は爪を隠す。
⑤論理的思考に欠ける:(
マッチョになりたいわたしはロシア系ビルダー(たとえば、ターミネーターの人とか)がボルシチを食べていることを知ると、いそいそとボルシチを買いに行きます。もちろんすべてのロシア系の人がボルシチをよく食べている可能性に気づきません。これは健康商品やサプリの広告に使われる手法なので、もしかするとわたしはいつも「騙された!」と怒っているかも知れません。そんなことより身体を鍛えましょう。大谷翔平に近づきたいなら、彼のやってきたことを参考に、一つくらいなぞればいいわけです。一番手っ取り早くて効果的なのは、ゴミを拾う、という仕草ですね。
以上、わたしが気づいてなさそうなものを列挙してみました。
個人的に真の賢さとは、IQや知能の高さではなく、自分自身を幸福にすることができる能力だと思っています。そのためのツールのごく一部として知能とか運動能力とか、お金とかスイーツとかが存在します。この記事がわたし(これ読んでるあなた?)と変人くんの生きやすさに繋がることを願います。
では、ゴマサバ定食でも食べて、脳にドーピング剤を注入しますか。
以上