比例選挙における各党の力関係【参院選2025】

候補者の個性はおいといて、政党だけに絞って分析

こんにちは。選挙好きの筆者です。今回の参院選2025を比例区の政党別得票だけで分析します。なんと、議会第二党であるところの立憲民主党さんが、4位の得票に沈んでいるではありませんか!これは、自由民主党の不調と退潮と凋落とについては、石破茂さんチーム以下の、自業自得、自作自演の自爆趣味の結果でありそんなに驚かないところでありますが、隠れた今回の選挙における重要ポイントです。テストに出ると言って良い。つまり、国民は、これまでの議会第一党の与党と、野党第一党について、もうあんたらは不要だと不信任を突きつけた形になったわけです。いやそうじゃない、と言いたいシニアな方々、お気持ちはわかります。かくいう筆者も、ズバリ自民党の某候補者の個人名を書いて、残念ながらこの方は現在の同党の主流派にはきわめて遠い方だったので、落選してしまいましたが、とにかく自民党のうちの一票なわけです。その、ここまで凋落した自民党に入れている、その自民党員でもある筆者自体が、ああこれは、時代が変わったなあと思わざるを得ないところが、この、立憲4位の衝撃なわけです。
ポッと出の参政党、1,2,参政党!というようなライブ感覚のニュー政党が735万票取り、立憲をまくりました。そして、党首が女性不倫で大コケしたところに、重ねて不倫女を候補者に立てるという馬鹿を演じてダブルプレーをかましておきながら、それでも755万票とってしまう国民民主党。これは、それだけ、国民が、この自民立憲の形だけのプロレス対立ごっこに飽きたのではないかというところなのです。この二つの党は、もはや歴史的役目を終えたのでしょう。少なくとも、私は、しっかりと、この目で、この二つの大きかった政党が凋落して消滅していくのを、生暖かく見送ろうと思います。そして、では、これらのニュー政党に期待するかっていうと、実はそうでもありません。政党なんていう組織システム自体が古いんですね。もはや、政治家個人と有権者がダイレクトに繋がり、話や会話、コミュニケーションもできる時代になりました。筆者ですら、直接電話やチャットですぐ話せる政治家は、国会議員を含めても多くいます。こうなると、彼らが所属している党派のことなど正直どうでもよろしい、とすら思えてくるのです。現に、筆者が一貫して十年以上推している某政治家(2025年現在衆議院議員)は、ある時期からずっと党派に属せず無所属を貫いています。
今回の参院選においても、無所属でトップ当選を果たした政治家も多かったです。党より人物、これが私の政治信条ですが、このことが、より明確になった今回の参院選だと考えています。これから、もっともっと小党が乱立するでしょう。それで良いのだと思います。わたしには、結党2か月で、その数十倍の歴史を持つ社民党を軽く抜き去った、チームみらい、なんていう政党もほほえましく見えます。
では、そろそろ時間となりました。自民党員はまだしばらく続けようと思います。筆者でした。