日韓シャトル外交

長い時間一緒にいたくないから
日韓首脳会談をこなした高市早苗首相。完璧な笑顔を示してサッと去っていきました。これが一番です。
シャトル外交、ってそりゃ長く話していいこと我が国には全くないので。最低限の礼儀を示しておけば良いだけです。
今度は韓国大統領が、来日するそうですが、早速、地方見学に追いやり政権中枢には触れさせないよう万全の予防線を張りました。流石の達見です。
どんどんシャトル外交、日帰り外交しましょう。長居は禁物です。
私見です。
岸田・石破+公明党の増長で、自民党の歴史上今までかつてないくらいリベラル(中国ポチ)に振れた状態を、安倍、中川、麻生の3人トリオの最後の生き残りである麻生氏が、軌道修正は最後のご奉公とばかりに無理重ねて高市首相を誕生させた感じに見えます。ご老公はこれが最後の出番でしょう。安倍氏の流れをくむ高市氏の動き出しまでは手厚く送り出そうとしているのでしょう。
日本は麻生さんの思惑1つで決まっているのかと激怒する向きに一言。石破の時だって、後援者たる岸田の思惑がすごかったでしょう。少なくとも自民党の構造から言って、候補者を支持する派閥や元派閥の長の影響を受けない総理は出現しえません。それって日本の古来からの政治そのもの。良いとか悪いとかいった次元を超えた上位概念の話なのです。
いわゆる「派閥」が派閥の長に率いられて動くことについて、筆者は、全く問題意識を持っていません。だって政権与党に必要な国会議員数は膨大ですから、「派閥」という党内小政党の連立状態によって自民党の中にもあるいろいろな意見の相違や利害の対立と調整してきたと思えるからです。昔のヤマト王権が中央の豪族連合によって大王のもとに集団行動がとれたから、全国支配にまで力を伸ばせたのと同じです。親中国の岸田・親米の麻生の対立などは、新羅系の蘇我氏と百済系の大王一族の諍いみたいで、今回は大化の改新みたいなものが起こっただけです。
派閥が政治献金の受け皿になり、それを自派に配分したり逆に政治パーティを行うことで政治資金の互助会的な意味になったことから、裏金問題も含め政治資金の問題が派閥がすべて悪いみたいな短絡思考の主張が見られますが、政治趣向の似通った政治家の団体行動と言った意味では、今回の麻生だけが派閥を解散しなかったのはさすがだと筆者は感じているくらいです。
小泉元首相息子氏の周辺に集まった有象無象は、それに比べ勝ち組に乗りたいといった軽薄な動機に見えるのも、政治指向ではなく利害関係で集まっているからではないでしょうか?それも見識ですが、その側が今回は、乱に敗れて下野したというだけのことです。
彼らもいずれまた、巻き返してくるかもしれません。この小西氏の弁舌によれば、その日は、相当程度、遅いことになろうかと思いますが…

ヤジは正義。
以上

