おはようございます。
2016年12月の記事です。
凡事徹底は私の昔の上司の言葉です。
凡才が天才になるには丁寧に仕事を進めるしかない、凡事を徹底して天才に至るという心構えだったと思います。
仕事は切り分けてそれぞれ単純化させて行えば難しくないとも言われました。
一瞬複雑に絡み合っているように見える面倒な事象でも、ときほぐせていけば単純な作業の集積に過ぎません。
高度な電算システムの障害復旧作業の初めのステップも「障害の切り分け」などといいますが、どこに問題点があるのかまとめず要素に分けて考えることをお勧めします。
作業や勉強をまとめてやるのは効率が悪いです。
まとめて一気にやってしまうと、一見いいように見えるのですが、途中のプロセスを省略していることが多いので、冷静になって振り返るととても期待レベルに仕上がったとは言えない場合が多いです。
夜中の手紙のようなもので、作業は終わりなんらかのものは完成しますが、完成したものが人に見せられるものとは言い難いのです。
そのままでは、突っ込みどころ満載の仕事ぶりの人になってしまいます。
仕事は切り分けて、細かく達成した都度検証して前に進むほうが、完成度が高いです。
また大して時間もかかりません。
やっつけ仕事は考慮が浅いため、少し視点を変えた指摘を受けると、たちどころに馬脚を現します。
どう突っ込まれても、それは十分検討しています、と言える骨太な仕事ぶりを心がけたいものです。
さらに同じ人間にも1日の中に仕事ができる自分と出来ない自分がいます。
同じ1日の中に凡才と天才が共存しているのです。
できれば、天才に仕事をさせるようにセルフコントロールしたいものです。
早起きして一杯水を飲んだ後すぐや、夕方の周りに邪魔されず頭が冴えている時点など、自分が冴えている時間を把握しましょう。
リフレッシュされた頭で考え検討した企画はいいものである可能性が高く、練れた仕事になること請け合いです。
結果、上司にもクライアントにも評価される内容の仕事ぶりだとあなたの評判も上がっていくと思います。
実は歴史上天才と呼ばれる人たちも、そんな自らの天才部分をより多く人に見せ発揮させる努力を怠らなかった人なのかもしれません。
凡才の筆者からは以上です。
(平成28年12月17日 土曜日)