(2016年3月)日本のGDPが他国にはるかに引き離されているという事実
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| ユーロ紙幣 |
2016年3月の記事です。
早く巻き返したいものです。
日本が中国にGDPで抜かれたのは2010年と公式に言われておりますが、2016年の今でも、日本人の大多数はなんとなく世界3位のGDP大国として、中国のすぐ後ろに日本が控えているといった意識を持っているのではないかと思います。
しかし、全然そうではないのです。
実際は、2014年の時点で日本のGDPは中国の半分以下です。
「世界の名目GDP(USドル)ランキング」というサイトによれば、2014年時点の米ドルベースで1位はアメリカで17,348(10億ドル)、2位の中国は10,356(10億ドル)、3位日本は4,602(10億ドル)となっているのです。
抜かれて5年で2倍以上先に行かれたわけで、あっという間の出来事でした。
もちろん米ドルベースでの換算ですので、円安に振れれば数値は落ちます。
しかしながら、通貨レート自体も国力を端的に示しているものといえ、逆に価値の上がる中国の人民元レートの効果と経済成長のダブルエンジンで、中国は世界経済の盟主アメリカを確実に捉えつつあります。
4位のドイツ、以下イギリスフランスが僅差で続き、そしてその下にはブラジルがいますが、国土の広さと人口増加で、ブラジルが欧州諸国と日本を上回るのも時間の問題だろうといわれています。
そして中国が1位になる日が来るのか
中国が米国を抜くのがあと10年程度とすれば、世界の力関係は大幅に変わるわけです。
人口は飽和し、富が各国に分配された理想郷になるのか、はたまた民族主義や宗教主義が先鋭化して内戦やテロの絶えない世界になるのか、それはこれからの我々の振る舞い次第だということです。
敵を知り、己を知れば百戦危うからずといいます。
事実は事実としてきちんと認識して、しっかり前に進むのが大切だということなのでしょう。
もう引退しようと思いましたがやっぱりもうひと働きして頑張ろうと思い直しました筆者からは以上です。
(平成28年3月15日 火曜日)
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