あめつちの初めは今日より始まる(北畠親房の言葉)
北畠親房(きたばたけちかふさ)公
北畠親房公は、鎌倉時代後期から南北朝時代の公卿(1293〜1354)。
神皇正統記という書物を著し、南北に分かれてしまった天皇家の正統を明らかにしました。
いわば、ブロガーの草分け。大先輩です。
子の北畠顕家公とともに、北朝方と戦い、現在はその古戦場の跡地である大阪市阿倍野区北畠にある阿部野神社の御祭神となっておられます。
そのブログ、ではなく著書、神皇正統記にある言葉です。
あめつちの初めは今日より始まる
北畠 親房 Chikafusa Kitabatake
あめつち、は天地の意で、
「思い立てば、天地一切のものが今日から始まるように、新たに日々を始めることができる」
という意味と筆者は解します。
常に誰もがこれからの、前に進む未来へ踏み込んでいきます。
過去になってしまった堆積されたものはもうどうすることもできず、そして、そのあるものの上から、今をその上から積み重ねていくしかありません。
またとおいはるかな未来を心配してもどうしようもなく、その未来を創るためには、やはり今に全力を注ぐしかありません。
要すれば、今だけ頑張る、ということと見受けました。
あめつちの初めは今日より始まる
己の戦いをなさいませ。
以上