アムステルダム

堤防とダムで有名なオランダには、たくさんの「ダム」がつく都市があります。

アムステルダム、ロッテルダムなど末尾にダムがついた地名ですが、アムステルダムとは、12世紀末に、アムステル川の河口に堤防を築いて都市を建設した際に、これらの堤防をダムと呼び、そのダムに囲まれた都市をアムステルダムと名づけたものです。

つまり、アムステル川に作ったダムだからアムステルダム(オランダ第一の都市)。

そのまんまなのです。

ロッテルダムも、ロッテ川に作ったダムからロッテルダム(オランダ第二の都市)。

ちなみに、日本語や英語では、川に沿ってつくられるものを堤防(dike)と呼び、川を横断してつくられるものをダム(dam)と区別しますが、当時のオランダではこれらを同一の言葉で表現していたようです。つまり、オランダでは堤防も、いわゆる我々のダムも一緒なので、オランダの都はダムだらけ、ということになるのです。

黒部ダムのお話はこちら

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黒四ダム殉職者慰霊碑(黒部ダム公式ページより) 間さんが話してくれた黒部ダム(黒四ダム)を臨むお話 おはようございます。2019年1月の大学の先輩を偲ぶ配信記事です。…