2022年は不況の年か

今年最後の投稿です。

中年おっさんは考える時はあります。

どの様に反応なさるのか人それぞれですが、少なくとも、私は今後は資産防衛に備えようと思います。

時期的には来年夏からアメリカ中間選挙迄に兆候が顕著になるのではないでしょうか。

その間にロシアや中国が行動を起こせば別のシナリオが考えられますけど。

今はリセッションが目前に迫っていると思います。

今、アメリカ人が最も恐れているのはコロナではなくインフレと不況で、非常に高い確率で現実化すると予想しています。

サマーズ元米財務長官は最近、アメリカはリセッション(景気後退)に陥った後にスタグネーション(停滞)に見舞われるリスクがあると語り、警戒感をあらわにしました。

日本語では「深刻な不況とハイパーインフレが同時に起きるだろう」とでも翻訳でき、かなり強い表現です。

あたらしい資本主義とか言っている日本の自称知識層などの遥か先のことを言っています。

今まで10年ほどアメリカの経済関係者は「世界がどうなろうとアメリカ経済は無敵」のような発言を繰り返してきました。

それが今はみんなインフレ、リセッション、スタグフレーション、利上げなどの話をしているのです。

事の始まりは2008年のサブプライムショックで、ホームレス向け住宅ローンである事を隠して投資家に販売していたことでした。

こんな物がうまく行く訳がなく、成るべくしてサブプライムは破綻し、連鎖的にリーマンショックに至りました。

当時の状況はアメリカの破綻は秒読み、ドルは明日にもデフォルトし紙切れになるとされていました。

大手メディアもすべてアメリカ破産の現実味を記事にしていて、もうアメリカは復活しないと思われていました。

ところがバーナンキというFRB議長が「お金は使えば使うほど増えていく」というヘリコプター理論を展開し、「金がなければ空から撒けば良い」という名言を残して無限大の金融緩和を行い、政府も無限大の支出をしたのです。

この結果アメリカ政府は破綻したりせず、面白いようにお金が増えてあっと言う間に経済回復しました。

しかしながら、今のサマーズ元財務長官は、利上げをしてもハイパーインフレを防げず、不況とインフレが同時に起きると予言しています。

実際そうなったらアメリカだけでなく、日本や全世界がリーマンショック級の不況に陥るでしょう。

すでに世界的な物価高となっています。

原油も資材も人件費も高い高いこの世界、少子化は先進国のみならず中国などの中等国にも及び、今後の先行きには悲観が漂っています。

以上