野球好きにはたまらない変則守備の実例を説明したいと思います
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おはようございます。
2014年9月の記事です。
事実は野球漫画より奇なりということで、メジャーリーグで驚きの守備シフトが出現しました。
満塁時に一塁と二塁の間に野手4人を等間隔に並べるというシフトで、あとは二塁三塁の間にサードが1人、レフトとライトだけで外野を守って残りのセンターファーストセカンドショートの四人を一直線に並べたのです。
打者が左バッターで、極端な引張り型の打者だったため、ホームでフォースアウトを取るべく一塁二塁側にサッカーよろしく「壁」を作ったという事例です。
さてこのように極端なシフトを取るのも、打者毎の飛球データが詳細に取られてきており、それに沿った最適な守備位置と走者の状態を考えればある意味当然の対応と言えそうです。
そもそも野手はフェアグラウンド内ならばどこを守っても良いわけで、外野手が内野手の前に来ようが、レフトとサードが入れ替わろうが本質的には全くプレイに問題はありません。
その昔、豪速球を誇るピッチャーの球を打てないので、セーフティーバント作戦を取ろうとした攻撃側に対抗すべく、守備側はセンターをキャッチャーの左前方すぐのところに配置し(外野はレフトとライトの2名のみ)、バントを封じるという作戦を取ったという例もあります。
因みに現に守っている守備位置とは関係なく、登録された野手の処理として守備は記録されます。
ですので、捕手の前に守ったセンターが、バント処理して一塁でアウトにすれば、センターゴロが記録されます。
相手の作戦に応じて自らの作戦を立案する、これは企業戦略でも投資戦略でも相手の出方を想定するという至極当たり前の対応なのです。
「戦いとは、常に二手三手先を読んで行うものだ。」
3倍のスピードと戦略を誇る赤い彗星に憧れる筆者からは以上です。
(平成26年9月8日 月曜日)


