世界一聞きたい講義「大きい石から入れよ」を配信しますので読んでみてください
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| 人生の壺(イメージ) |
おはようございます。
2014年1月の記事です。
今回は講義形式で配信します。
先生は教壇の後ろから大きな壺を取り出し、その壺に横に置いてあった大きな石を一つ一つ入れていっぱいにした後で、生徒に対して問うたそうです。
「この壺にはもう入りませんか」
「満杯です」
と答えた生徒に先生は、そうかなと静かに答え、次にバケツに入った砂利を取り出しました。その砂利を壺の中に流し込むと、砂利は大きな石の間を伝って埋まっていきました。
そしてまた生徒に問います。
「いっぱいですか」
「まだ入ります」
生徒が今度は自信を持って答えました。
そうだと先生は答え、今度は別の砂の入ったバケツを取り出して壺に注ぎ込みました。
大きな石と砂利の間に砂を詰め込んだのです。
そして更に聞きました「この壺はもういっぱいですか」
生徒はいいえと答えました。
最後に先生は花瓶の水を壺に流し、縁いっぱいまで注ぎました。
このたとえ話が意味することは何か?
さて、この例え話が言いたいことは何なのでしょうか。
筆者は、もう限界だと思っても、視点を変えれば入る余地はいくらでもあるという話かと思ったのです。
例えばマーケットシェアの過半を取った分野があったとしても、その分野をもう少し細かく切り分け眺めてみれば、まだ占有度が足りない分野が浮かび上がり、成長余力をそこに求めることができるのではないかといった話です。
世界最強企業の一つと言って良いGE(ゼネラル・エレクトリック)にとって家電事業全体はナンバー1ナンバー2ではなく、撤退すべき事業だけれども、電球事業に限って言えばエジソン以来ナンバー1の地位を保っているのでそこはむしろ強化するといった具合です。
しかし、ポイントはそこではありませんでした。
この事例で示される真実、それは、
「大きな石を先に入れない限り、その後それが入る余地はない」
ということだったのです。
つまり、もっとも大切なことから詰めて(行って)いかないと、人生という壺はすぐ取るに足らない小さなもので埋め尽くされてしまうということなのです。
大きな石から先に入れよ、そうしなければ自分の人生が重要ではないけれど緊急性だけは高い何らかの取るに足らないものに満たされてしまうことになろう。
そうした後で、大きな石すなわち自らが最も大切にしたいことに割り当てる時間や余裕を失うことになるだろうということです。
そんなお話を教壇からお伝えしました。
こちらからは以上です。
(平成26年1月17日)


