290円で本物の新幹線に乗って旅をしよう(JR西日本の西端駅博多南駅から)
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| 博多南駅(写真はイメージです) |
おはようございます。
2014年1月の記事です。
290円(2014年1月現在)で新幹線に乗ることができるといったら驚きますか。
入場券で新幹線改札を通りホームに入って停まっている新幹線に乗ってみるわけではありません。
路線規格としての新幹線ではなくて新幹線車両に乗って在来線特急区間を走るという立て付けにはなりますが、
れっきとしたJR西日本管轄の新幹線車両に乗客として乗込み、
堂々と列車の旅を楽しむことができます。
JR西日本の新幹線区間は、
西は博多まで伸びています(小倉~博多間は九州にありますが、
管轄はJR西日本です)が、
実は博多駅の南に新幹線専用の「博多南駅」があるのです。
博多から南に伸びる新幹線線路は、
従来は単なる回送線に過ぎませんでした(在来線としての鹿児島本線は別のところを通っています)。
地元の熱心なJR線誘致運動
しかし、新幹線基地のある福岡県那珂川町が福岡市などへの通勤地として宅地開発がされてくる中で、
ここから博多に通勤するのにはバスで一時間以上かかる不便さが課題となっていました。
そうしてJR西日本に対する住民らによるJR新駅建設の運動となり、
めでたく平成2(1990)年に特例として博多南駅ができたのです。
れっきとした新幹線車両が走っており、
博多駅の新幹線専用ホームに到着するという豪華さです。
一方博多南駅~博多駅間は在来線特急扱いで、
乗車券190円、
特急料金100円の合計290円で10分間の快適な新幹線の旅を楽しむことができます。
新幹線車両を利用した「特急」しかない路線です。
290円で新幹線に乗れるわけです。
新幹線車両の回送を乗車用に割り当てるという工夫で、
博多駅まで10分の列車通勤を実現した那珂川町の皆さんとJR西日本の取組みを車内から紹介致しました。
筆者営業訪問先の那珂川町からお伝えしました。
鉄道模型が大好きで七五三写真もプラレール用電車と一緒に写っている筆者からは以上です。
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