2013年11月のツィッターが上場して風邪をひくと言われる話です
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| ある日の日経平均株価 |
おはようございます。
2013年11月の株式市場に関する配信記事です。
米国SNS大手のツイッターが2013年11月に上場しました。
140文字で自由につぶやくだけのこのサービス企業が上場し、どのように売上を作り、利益を株主に還元していくのかその道筋は不透明ですが、何らかの爆発的可能性に賭けた投資家が殺到し初値は好調だったようです。
確かに140文字での公開つぶやきに何の利用価値があるのかと疑問にも思う向きもあるのですが、他のSNSが「友人間」で閉じたフォーラムであるのに対し、本サービスは原則すべて公開されています。
ゆえに時に意図されない炎上事故も起こりますが、そのデータを収集して分析することが容易なことが優位点として挙げられるようです。
加えて単につぶやくだけですのでデータの即時性に優れています。
たとえば冬に毎年流行するインフルエンザについて、「インフルエンザ」が含まれるつぶやきと広がりを日本全国で示す解析ツールを使えば、実際のインフルエンザの流行地域とかなり相関するといった具合です。
ツイッタ―が風邪をひくわけです。
おそらくツイッターの開発者たち自体も、そのサービスの可能性が完全には見えておらず、株式公開を機に、あらゆるこのサービスの成長機会を求めて本番環境で事実上のテストをしていく覚悟を決めたのだと思います。
時にぶつぶつ言いながら歩いているので気味悪がられる筆者からは以上です。
(平成25年11月9日)
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