延命治療
(設問)
少子化ストップ。この国においてはなぜ若者や氷河期就職世代の命が蔑ろにされて、経済的に病んでなくなるのも多い中、老い先短い高齢者の延命治療は花盛り、リターンの全く見込めない税金や社会保険料を湯水のように垂れ流しているのでしょうか。
(回答例)
他の世代に投資すべきかといえば、もちろんそうでありますし、筆者個人的意見を明らかにすれば、これからの命を生み出す世代(さらに言えば出産期にある生物学的な女性)に手厚く振り向けることが求めたいわけですが、今回は、他の世代に投資すべき、といった振り分けの問題ではなく、すこし回答をずらしてなぜそもそも高齢者の延命治療が行われるのか、についての理由に迫ってみたいと思います。
それは、ズバリ延命治療対象者を、まさに仮想通貨(金融資産)として延命治療ドッグに入れて延命させればさせるだけ、遺族予備軍である家族は年金をもらい続けることができ、収支は大幅な黒字になるからであります。延命治療が健康保険や介護保険で青天井に補填される以上、生きている限りもらえる年金がもらえる分だけ十分な利益になるというわけです。つまり、延命治療の寝たきり老人はカネのなる木(金融資産)であり、原始は現役世代からの年金と健康保険料です。まさに、給金マシン、ATMです。そして病院と医師と看護師といった医療従事者はそんなATMのメンテナンス技術者。できるだけ、このATMを長く、安らかに稼働させ続けることがミッションとなります。投資家は病院というか、この国の壮大過ぎる存在になってしまった社会保険料体系そのものでしょう。良心を売った家族には年金を。その養分はすべて社会保険料を支払っている現役勤労世代というわけです。
ただ、ベッドに縛り付けられ生物学的に生存しているだけという毎日が、本当に幸せか否かはおいておいて。人それぞれお考えはあるかと思いますが、筆者はかような老後は絶対に嫌なので、家族や子どもたちにも、自分で食べて自分で排泄できなくなったら、そのまま何も食べずにトイレで座ったまま餓死すると伝えております。