世に出回っている公開情報は掲出者にとって一番都合のよいベストのデータであることを知るべきという話です
おはようございます。
2019年3月のビルメン王によりますインスタ映えしない配信記事です。
本日は、世に出回っている公開情報は掲出者にとって一番都合の良いベストのデータであることが多い、ということを知るべきだという話をしたいと思います。
誰しも、自分自身に対しては「よい」イメージを持っています。
そんな中、たくさんある自分に関連するデータの中から無意識に選び出して、一番都合の良い(よく見える)最高のデータだけを取り出し公開する、ということがよく行われます。
統計学の考え方からすると、これは最も良い場合を「選定」していることになり、このようなデータを「チャンピオンデータ」と呼ぶそうです。
最近巷で話題の政府の統計上の数字の根拠が「あいまい」だという話は、この「チャンピオンデータ」の考え方を敷衍(ふえん)、応用すればよくわかります。
政府にとって、最も「経済の調子が良い」「政策効果が出ている」根拠となる数字やデータを選び出して、あたかも常にそのベストのデータが得られるかのように表示する、ということを無意識にやっているというわけです。
統計上の世界では、このような「良すぎる」データは異常値として排除される傾向すらあるのに、です。
卑近な例で申し上げますと、ビルメン王こと筆者のフェイスブックやリンクトインの自己紹介欄には、少々控えめに「TOEIC865点」という表示がなされておりますが、これは実は数年前から全く変わっておりません。
自分の中では、「900点以上」の実力のはずなのですが、何回受け直しても、どうしても、(察し)865点を超えるデータが得られないので、仕方なく、私の「チャンピオンデータ」を表示し続けているというわけです。
学歴や職歴についても、例えば筆者は旧司法試験は大学時代に択一試験で落ちておりますし、「都の西北」の校歌で有名な大学も、複数学部(政治経済学部と法学部)受験し全て不合格し、受験料を納付させていただいたのみ、というデータも保有しておりますが、あまりこのような「生の」データは公開経歴には書かれないものなのです。
また、逆の方向のデータを測りたがるものもあります。
例えば体重、などについては、筆者などは朝起きてトイレに行った後、全ての服を脱ぎ捨てて風呂場の脱衣所で体重測定をいたします。
これは、限界まで「低い」数値を出そうという大変滑稽かついじましい振る舞いです。
1日で明らかに一番「軽い」体重を測定し、その上でそれを所与のものとして周囲に吹聴します。
今朝の体重「68.7kg」というわけです。
したがいまして、これからは、データの表示の際は、アスタリスクで「*過去最高(◯◯年◯◯月時点)」という風に表示することで、少しは「誤解」が解けるのではないかと思います。
これは、人間の根本的な「よく見せたい」という傾向のなせる技であり、いきすぎると困りますが、適度には自らのプライドや誇りとして、自らを奮い立たせる妙薬ともなります。
いつも、昨日の自分を超えるように振る舞えば良いわけです。
他人と比べるのではなく、自らの「チャンピオンデータ」を超えるように頑張る、というのは、生き方のコツとしていいものではないかと思いました。
筆者が数ヶ月経っても、体重のこともTOEICのことも話題にしない、ということであれば、(察し)ということで、あまり厳しいツッコミをいただかないよう、切にお願いいたしまして、本日の雑談を終わります。
こちらからは以上です。
(2019年3月13日 水曜日)
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