当社の株式株式投資における投資判断基準(投資方針)を披露しておきます(2021/02/25)

反SDGs

おはようございます。何の株を買ったらよいかわからない、そういう方に当社の投資判断基準を申し上げます。何かの参考にしてもらいたいです。

まず第一に、①社会に必要不可欠な商品・サービスを提供していると自信を持って言える会社であること、そし第二に、②その会社が提供している商品・サービスよりもその会社自体に何か惹かれるものがあること、この2点です。

例えば、SDGsやESGといった概念が叫ばれて久しいですが、それでも、人類社会においてそれまでその文明を牽引してきたところの石油エネルギーというものの存在感は大きく、今日明日いきなり脱石油が完成して、自然エネルギーに代替されるなどということはないわけです。クリーンエネルギーとして、廃棄物を出さない電気なり、廃棄物としては水しか出さない水素エネルギーなどに注目が集まっていますが、その電気や水素燃料といったものを作るためには、これまた膨大な石油(化石燃料)を燃やさないといけない、という相反する状況になっているという単純な事実に向き合うだけでも、こうした、例えば石油関連株といった「割安に」放置されている株式にこそ投資妙味があるのかもしれません。

石油とタバコ

また、規制がどんどん厳しくなっていき、いつかは絶滅するはずだと言われている煙草関連株式にしても、巨額な訴訟リスクや高額の税金がかかる商品であっても、実に100年近く、その命脈を保ってきており、加えて先進国では売れなくなっても豊穣な、人口増加が今後見込める発展途上国にいくらでも売り込む余地が残っており、こちらも、単純にESG投資だから遠慮するのではなく、むしろ投資妙味があるのではないかと考えています。

また、コロナ下で人よりもむしろ商品やサービスの方を動かすべきという流れになってきており、人件費や経費が高くてこれまで敬遠されてきた宅配サービスや出前産業、また信書を運ぶ通信手段としての郵便に変わり、様々な商品を運ぶ宅配便サービスを行う個人事業主の胴元的サービス(ウーバーイーツなど)が勃興し、その提供網は、ほぼ社会公共財として日本の津々浦々まで広がっています。

さてこの宅配サービスを提供しているのも数社ございますが、私は断然、「宅急便」という商標で展開している黒猫さんの会社を推します。なぜならば、かつて同社がスキー板をゲレンデに届けるサービスを提供している中、ちょうど記録的な大雪で道路が塞がり期限内に大量のスキー板をお客様に届けられなかった時に、ゲレンデ近くのスキーレンタル全てに連絡し、代金全てを同社持ちで貸し出しに応じた、という逸話を知っているからです。これは適時に適当なものを届けるという「宅配サービス」を最も的確に企業として理解している会社にしかできることではありません。このときの損失(事業費用)は数億円だそうですが、全くそこからお金をもらっているわけではない当社が「感動」して数十年経過してもこのようなブログの記事として書くくらい、宣伝効果は抜群だったはずです。

モノとサービス、そしてそれを提供する会社自体、この2点に着目して、明日の成長銘柄を発掘しましょう。そんな会社を見つければ、こっそりと自らの判断で投資することです。そして、みなさん、そんなこっそりとしたおいしい銘柄があれば是非当社にお寄せください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です