子ども部屋おじさん

子ども部屋に住み着くおじさん

子ども部屋おじさん。見合いしたメーカー勤務のつねお(50歳、仮名)さんのことです。お見合いを終えて、女性側から交際辞退が出された方です。

「典型的な子ども部屋おじさんでした」

子ども部屋おじさんとは、数年前にネットでも話題になった実家暮らしの中年男性のことだ。ニートや引きこもりとは違って、仕事はちゃんとしている。なかには、会社でいい役職についている男性もいる。ところが、一度も実家を出たことがなく、子どもの頃から使っている部屋に暮らし、小学校のころに買ってもらった学習机や本棚やクローゼットに囲まれてそのまま生活をしている。

「身のまわりのことは、お母さんがやっているようでした。会社を終えて家に帰れば夕食もできている。お風呂も沸いている。洗濯物は出しておけば洗っておいてもらえる。『親もいつまでも元気じゃないですし』と何度か言っていました。もし結婚したら、私を母親代わりというか、家政婦代わりにするのだと思います」

さらに、そんなつねおを結婚相談所に登録したのは、母親だったという。

「お母さんが、大手結婚相談所の親を対象にした入会説明会に行ったようです。彼が最初入ることを渋っていたら、お母さんが『入会金くらいは、私が出してあげる。親は先立つものだから、このまま独身でいられたら心配だ』と言われたそうで。50歳にもなって、年老いた親のお金で婚活を始めるって、どうなんでしょうか。小学生の習い事じゃあるまいし」

女性は、大きなため息をついたそうです。

女性の方もたいがいだと思いますが、そんな子ども部屋おじさん、に子供をしないためにも、成人したら家から叩き出す方がいいと思います。

以上