2023/12/13(水)国会閉会日

今日は国会最終日。内閣不信任決議案が出ると承知しています。画像は緒方林太郎衆議院議員の部屋(衆議院第二議員会館617号室)から見た参議院議員会館です。聞くところによると、昨晩は(衆参問わず)かなり多くの部屋の電気が夜遅くまで点いていたとか。閉会後の大激震に備えているのかもしれません。

大激震の裏金問題。自民党清和会では、現金を渡す際「これは政策活動費の名目になるので、収支報告書に記載しなくていい」と説明していたとか( https://www.fnn.jp/articles/-/628013 )。

私が予算委で指摘したように、政策活動費が非課税として認められるのは、政党から渡す時だけです( https://youtu.be/bTfa1vVhfTE?t=2m53s )。しかも、無条件ではありません。必要経費として控除されるのは、一定の要件を満たす時だけです。そして、それは(課税されるかどうかに関わらず)収支報告書に記載されなくてはなりません。

政治資金規正法や所得税法の仕組みを踏まえない説明で、現金を掴ませるやり方はどうかと思いますけどね。

なお、この政策活動費の話は橋下徹さんも厳しく指摘しておられます( https://news.yahoo.co.jp/…/6a894cac0e0cb305749f7192ffd9… )。

ここが変わると、政界のカネの使い方は劇的に変わるんです。私は質疑で財務大臣に「この政策活動費の使途については(税控除してもらうのであれば)高い説明責任と透明性が必要だ」と指摘して、財務大臣から「そうだ」と答弁を取り付けました( https://youtu.be/bRcKngkr_YI?t=2m35s )。予算委の中ではかなり地味な部分なんですが、この答弁を貫徹するなら、自民党は幹事長(個人)に年10億円は振り出せなくなります(それ以外の政党も同じです)。

橋下徹さんはそこが分かっています。その感性の鋭さは「流石だな」と思います。

政治資金規正法、所得税法といった難解な法律が絡むので、理解しにくいですね。機微な内容なので、私自身、一つ一つ法令と事実関係を押さえながらやっています。