選挙と政治を分離する（政治考察）

立花孝志氏の暴露

立花孝志氏が暴露 ガーシー被告の参院選当選直後「本当に国会議員になるの？」と電話 すぐに辞表→３億円支払う話だったが彼は議員を続けることにした。ＮＨＫから国民を守る党の定例会見に出席した立花孝志氏が、暴露しています。要するに、立花孝志氏（５６）が、１５日に国会内で行われた政治団体・ＮＨＫから国民を守る党の定例会見で、２０２２年７月９日投開票の参院選全国比例で参院議員に当選したガーシー被告（５２）との「公に言ってなかった話」として、当選後に「お金のことでめちゃめちゃケンカした」ことを自ら〝暴露〟したわけで、立花氏は、自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる問題に触れ「これから本当にすごく大事なキーワードとして、お金持ちが政治家をしなければいけない。もちろん、すべての国会議員がお金持ちでやる必要性はない。ただ、やはり政治資金パーティーを開く必要がない、そして自らにかかった嫌疑、疑いに対してしっかりとＹｏｕＴｕｂｅを撮って、広告・宣伝できる人。ある程度資産を持っている人じゃないと、これからの国会議員はできない」と主張しました。

そもそも、これは、先を行っている選挙界隈の人は良く主張されていることなのですが、以前から「選挙と政治の分離」を持論とする立花氏は「そういう人を集めてきて、インフルエンサーとマッチングしていくことをこれからもしていくし、特にやっていく」と力説しました。選挙の劇場化であり、具体的には、比例代表の特定枠に当選させたい人を入れ、インフルエンサーに集票させるという戦術です。そして、その第１弾が、後に参院を除名になるガーシー被告だったわけです。

立花氏は、ガーシー被告の参院選立候補について「誤解されているけど、僕はガーシーに国会議員になってくれとか、政治家になってくれとはひと言も言っていない。参議院選挙に立候補してくれとしか言ってないから。僕はあの時、ガーシーを使って斉藤くんを国会議員にするためにやっただけ」と、同被告の除名で繰り上げ当選した斉藤健一郎参院議員（４２）を国会議員にするための戦法だったとした。

当初は２０２２年の参院選で、斉藤氏を特定枠の１位に入れる予定だったが「それでは票が獲りづらいからガーシーをフリーにして、ガーシーが１位になるだろう」と変更。当選したら３億円支払うことを条件に、ガーシー被告に参院選出馬をもちかけた立花氏は、当選後すぐに連絡を取ったことを明かした。

立花氏は「車からガーシーに電話して『本当に国会議員になるの？』って。３億の話してたからね。すぐに辞表を書いてくれるんだったら、直ちに３億円借金してでも用意します。でも、国会議員するんだったら議員報酬が入ってくるじゃないですか。だからその分割にさせてくれっていうのと、３億から議員報酬を引くというのを詰めてなかった。結果的にそんな話になった」と、生々しいやりとりを再現した。まあ、一方当事者からだけの弁明に過ぎませんので、ガーシー側からも同様の話を聞いてみたいところですが（彼のお得意のユーチューブで）、それは期待できないながらも、一定の事実を突いていると思います。

次の衆院選、参院選に向け、立花氏は「選挙の票を獲る人、当選する人というのは明確に分けて、特定名簿に入れてね。次の選挙は戦おうと思っている」とＳＮＳ、インフルエンサーを駆使した選挙戦を見据えています。選挙民は馬鹿にされているだけかもしれませんが、これも含めて選挙によって選ぶという民主主義の本質ではあります。

以上