のび太のお母さん

甘やかすという意味を深堀りする

「あっ、この人甘やかされて育ったんだろうな」と思う人の特徴は何でしょうか。
甘やかされて。
この言葉に正しい甘やかされ方と、間違った甘やかされ方があると私は思っています。
間違った甘やかされ方のお話は他の方々がそこら中のブログなりでしてくださっているので、正しい甘やかされ方の方かなと思った方を上げさせていただきます。
 自分に対する不利益が小さい限り、他人の利益のために行動できる
 良く感謝する。
 謝ることができ、心が穏やか。
つまり、一言で言うと自己肯定感の基礎がしっかりしている方を正しく甘やかされた方と思います。
では、正しくない甘やかされ方をしてしまった方は。自己肯定感の基礎がない方です。
正しくない甘やかされ方について私はなんのことを言っているかというと、必要なのはコミュニケーションなのに、物質的にその寂しさを埋められてきた人です。
努力ではなく結果を褒められてきた人のことです。
そのような方は自己肯定感に基礎を持てません。
わかりやすいのがドラえもんのスネ夫です。
 わかりやすくお金で甘やかされた子供です。彼には自己肯定感の基礎がないように思えます。
 だからといって厳しく育てればいいというわけではありません。厳しく育てられているジャイアンは暴力的で、ジャイアンの妹は内向的です。
 一方のび太はそのときは落ちこぼれかもしれません。でも、しずかちゃんの父が言いました「あの子は人の痛みを自分の痛みのように思える子だ」と……
 のび太の家庭は甘やかすこともあり、厳しく叱ることもあります。のび太の母はごく普通の母です。のび太の大きな失敗に対してはむしろ大きな愛で包み込むように甘やかします。これを正しい甘やかしと呼んでいます。
 道理で教え、愛で包み込む。そんな母に育てられているから、のび太は基本穏やかだし感謝もするし、謝ることができるのです。
のび太のお母さんが一番中庸で衡平で、いいお母さんなのかもしれません。勉強しなさい、って言いすぎるきらいはありますが。。。