47-47

【47-47】
本日は2024年9月12日。ドジャースの大谷翔平選手が「1番・指名打者」で出場し、2点を追う初回の打席で47号先頭弾を放ちました。右中間席へ時速190キロ、飛距離123メートルの低空弾。8月31日のダイヤモンドバックス戦以来、今季6本目、通算12本目の初回リードオフ・ホームランで21年の自己最多記録を更新するとともに盗塁数と合わせ、メジャー記録を更新する「47本塁打―47盗塁」を達成しました。メジャー通算本塁打数を218本とし、韓国出身の秋信守の持つアジア選手最多通算記録に並びました。二回には四球から2戦ぶり二盗で48盗塁とし、前人未踏の偉業にさらに近づいています。
ものすごいリハビリピッチャーの登場です。DHなのに、盗塁もガンガン決めるという、異次元の活躍。そして、ホームランバッターが盗塁も積極的に敢行するということは、もちろん、野球選手としてパワーとスピードを兼ね備えた万能選手という面で当然称賛されます。
そのうえで、あえてさらに申し上げますと、そもそもホームランの数だけ盗塁機会も減ってしまうという現実にも目を向けた方がいいです。ホームランの打席では盗塁はできない、ということです。これは重要です。もちろん短打ではなく長打の場合も同様で、盗塁機会は激減します。つまりホームランバッターは出塁率とは裏腹に、そもそも盗塁機会自体が、非常に限られているなかでの貴重な記録だということなのです。
だからこそ、この数字は過去誰も達成していないのです。これは盗塁自体の成功率が非常に高いこととは別に、また一つとんでもない事実なのです。
そういう背景を踏まえたうえで、この数字、47-47というものを眺めてみるとまた新しい味が出てくると思います。
言葉が出てきません。
今期は新チームでリハビリピッチャー。47-47に到達。
改めて、この記録がなぜ凄いか解説しました。
以上です