大リストラ
【大リストラ】
本日は、2024年(令和6年)10月9日(水曜日)です。本日15時30分頃に、日本国内では空前絶後の人的リストラが行われます。ざっと年俸1億円(諸経費込み)の高給幹部を、ざっとまるごと465人ばかりを一斉に首を切るこの大イベントは、「衆議院解散」と言われています。解散の詔勅一つで、1億円×465人(衆議院議員の定数)、年間465億円の経費削減効果を生むことになるこのイベント、なぜか首を切られた側が万歳でそれを受け入れるという謎の慣習とともに、古今東西珍しい行事として語り草になるものです。465人になったのは、2017年(平成29年)9月28日の解散により行われた第48回衆議院議員総選挙からであり、同年6月施行の選挙区改正により小選挙区では0増6減(青森、岩手、三重、奈良、熊本、鹿児島の6県で各1減)、比例代表区では0増4減(東北、北関東、近畿、九州の4ブロックで各1減)が実施され、定数465人(小選挙区289人、比例代表176人)となったものです。これにより衆議院の定数は、日本国憲法施行後最少となったわけですが、それでもやっぱり多いと思います。特に、比例代表、っているのかなと思いますね。同じ一軍の中に、二軍や三軍の選手が混じっていてどうにも気持ちが悪いと思ってしまいます。
さて、派遣切りを食らった多くのみなさんは、さっそく再就職活動を開始します。同年10月15日(火)から就活。。マイクを握り、でかいポスターをなん百枚も貼り付け、レジメを数万枚証紙を貼って郵送するとかいう、超非効率なブラック就活。シール貼りひたすら3万枚とか、畳みたいな一枚物のカラーレジメ、そのほとんどが顔写真とかいう謎のグッズを駆使して、雇い主にプレゼンし続ける12日間の始まりです。世の中、ホワイトだなんてとんでもない。漆黒のブラック企業、それが「国会」という場なのです。レ・ミゼラブル。ああ無常。このあまりにも理不尽な就活に挑む千人を超えるみなさん、それぞれの人生の挑戦を、生暖かく、拝見させていただきます。せめて健康にだけはお気を付けください。
このビッグウェーブに乗るには、投票するしかありませんよ。
以上
15:30過ぎ、衆議院は解散されました。