稀代のダメ株 日産自動車

株式投資の話
稀代のダメ株、日産自動車を買いました。
日産自動車(7201)は、現在「ダメ株」と言われるほど厳しい状況にあります。以下にその理由と今後の見通しをまとめます。
📉 株価・業績の現状
- 2025年7月24日時点で株価は約334.5円で、目標株価の平均(345円)に対してわずかの上昇余地しか見込まれておらず、コンセンサス評価は「売り」です 。
- 2025年3月期の当期純利益は▲6,708億円、配当は休止され、株主への還元が停止されています 。
🧨 主な経営・業績の問題点
- 巨額の赤字と財務負担
2024年度は約4,500億円の純損失。さらに2025年見通しでは高額な減損やリストラ費用により、最大5,300億円規模の損失見通しとなっています 。 - 大規模構造改革・人員削減
CEOイヴァン・エスピノサ新体制のもと、世界で2万人以上の削減、7工場の閉鎖・統廃合、プラットフォーム整理により2027年までに生産体制計17→10体制へ転換予定です 。 - 販売の低迷と競争激化
中国市場で18%減、中国を除く地域でも横ばいあるいは減少。北米・日本ではシェア低下、特にEV・プラグインハイブリッド市場で他社に遅れを取っています 。 - EV戦略の出遅れ
かつてはLeafでEVの先駆者だったものの、競合他社が次々と先進技術を投入する中、日産は現在の戦略立て直しでも後手を踏んでおり消費者の関心が薄れています 。 - 経営統治とブランド信頼の低下
過去の品質検査不備やゴーン事件などが企業イメージに影を落としており、株主からも経営責任を追及される状況です 。
🔍 なぜ「ダメ株」化しているのか?
平たく言えば、販売力や商品力が低下しているうえに、経営の再構築に多額の費用がかかり、構造改革への期待が高まっても、依然として利益回復の先行きが不透明になっているためです。さらに、新たな競争環境(中国EV勢、ハイブリッド普及、新米国関税)も逆風となっています 。
✅ 投資判断と今後の見通し
- アナリスト評価は「売り」で、平均目標株価345円は現在株価(約334円)とほぼ同水準に留まっており、1年後の値上がり期待は低めです 。
- 経営再建に向けて動きはあるものの、2028年頃までに改善見通しとの見方がある一方、回復の確度や期間は不透明さが残ります 。
- 投資家には「短中期での反転」は期待しにくく、「現状の整理が先」のスタンスが求められます。
📌 総評
日産自動車は現状、業績が大きく落ち込み、改革の効果がまだ見えていないため、まさに「ダメ株」と言われている状態です。株価低迷、赤字続き、配当停止、競争力低下というトリプルパンチの中で、構造改革の進捗とEV戦略が鍵を握る局面といえます。
では、なぜここまでダメな株を買うのか?それは、横浜追浜工場を閉鎖し、残る国内大規模組み立て工場は、我が故郷北九州、福岡県苅田町に集約されることが自動的に決まったからです。
東京銀座の本社でふんぞり返る割にはまともな経営手腕も営業活動もできそうにもない、日産の役員どもに文句の一つも言ってやろうと思うのと、できるだけ西下して、北部九州の自治体なり地場企業に頭を下げて、キチンと自社の膿を出し切ること、これが私の愛する九州北部の経済を救うと思ったから、株買いました。
同じ理由で、USスチールを買収した、日本製鉄の株も買っています。
これから、零細株主として、しっかり監視してやるから、ちゃんとやれや。名前も知らんなんたらCEOさんよ。さっさと日本人に社長譲れや。
以上

