さまざまな場面における生体認証技術方法における発展状況等について
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| 初期の人工知能では、人の群れと認識したそうです |
おはようございます。
2016年3月の生体認証に関する配信記事です。
世の中に、似ている人は3人いるといったことが言われたりしますが、完全にある人をその人だと確定する、いわゆる個人認証というものは良く考えるととても難しいものです。
厳密に申しますと、例えばAさんの免許証を持って提示してきた人がいて、写真もほぼ同一人物だと通常認識しうる注意を持ってプロであるお店の店員さんが認めうるような場合でも、例えば一卵性双生児の別人であったりしたということはありうるわけで、何か身分証のようなものを携帯させるのは、持っている人=その人ではない可能性がわずかでも残る以上、本質的に厳密でないと言えます。
そこで、その人の身体の一部に着目し、そのユニークさをもって世界に一人だけの個人認証に特定するという生体認証の世界が研究されてきました。
最新の生体認証技術
有名なものでは、指認証、手のひら認証、目の虹彩認証、顔認証とありますが最近ではイヤホンから音を出して反響音を拾って個人認証する耳認証まで出てきました。
鼓膜で反射して戻ってくる音と、鼓膜を通過してさらに奥で反射して戻ってくる音を分析して個人を特定するそうです。
確かに、生体認証とはいえ、例えば顔認証の場合などは写真や動画や3Dホログラムを使えば騙せてしまいます。
耳認証が注目されるのは、例えば四肢に障害を持たれているまたは目が不自由な人もいるということで、いくつかの認証方式を選択できるようにしておいたほうが良いという判断からだそうです。
「ここはどこ?わたしは誰?」と仮に本人がそうなっても、生体認証を使ってこの方が、どこの誰か紐つけることができるようになる、これが生体認証の行きつく先になるようです。
今日は飲み会なので、おそらくここはどこ?私は誰?状態になることは間違いないであろう筆者からは以上です。
(平成28年3月10日 木曜日)


