経営戦略
経営芸人のウソ仕事
創業直後は素晴らしい業績なのに、その後に失速してしまうスタートアップが多くいます。
なぜかというと、起業プログラムや投資家プレッシャーによる緊張感がなくなって、起業家がウソ仕事に取り組んでしまうからです。
ウソ仕事の例として、創業者個人に焦点を当てたプレス活動やイベントへの参加、ブログ執筆、起業コンテストへの出場や受賞などが挙げられます。
こうしたウソ仕事が危険なのは、本物の仕事よりもはるかで簡単で楽しく、よくわからないけど賞賛される、ということです。
そうして事業本来に必要な力を失っていくのです。
本物の仕事は、企業の成長につながる仕事です。
具体的には商品を含むサービス開発と営業セールス、そして人材採用、関係者の開拓です。
これらだけに集中するようにしてください。
そして熱意を維持することを忘れないでください。
熱意さえあれば、多くの問題は無視できます。
しかし熱意がなくなると起業家は息切れしてしまい、負のスパイラルに陥ってしまいます。
そうなると、取り戻すのはとても大変です。
なので熱意を失わないことが、スタートアップの掟の一つです。
起業プログラム期間中に言われたことを続けられている企業が、その後も成長しています。
愚直にやるべきことを続けましょう。
歴史に名を残した人は皆、熱意を養分に成長し、熱意を燃料として人生を燃やして生きました。
空海、玄奘、吉田松陰、そして卑弥呼や持統天皇…
もし、起業プログラム中に、熱意が切れるようであれば、あなたは起業には向いてないので、さっさと他を当たった方がよいです。
以上