竹のように伸びる

竹です。

誰もが知っている竹ですが、実は、意外なトリビアがあります。

竹は、成長しない日々を過ごすのです。

実は、竹って4年もの間、一向に高くならないのです。

蒔いてから4年間は、小さな芽が出るだけで、全然、成長が見られないのです。

なぜ、竹は一向に高くならないのか?というと、その4年間の間に、土の中に深く、深く根を張り続けているのです。

そして満を持して、一気に成長する竹は20m以上の高さになります。

当然、それだけ高く成長するのであれば、しっかりとした根が必要になるわけです。

まず、しっかりと根を張ることで、背の高い幹を支える土台を作っていたのです。

しっかりとした土台が出来たとたん、あとは、一気に目に見えるように成長していく。

ピーク時には、1日に1mも高くなることがあるそうです。

それだけの急成長をしても、20mを超す高さになっても、根がしっかりしているから、準備がしっかりしているから、感単に折れるということはないのです。

もちろん、竹は最初の4年間も成長しています。

ですが、その成長は目に見えません。

これって株式投資にも似ているかもしれません。

特にレガシー投資戦略のような、長期で複利運用をする投資を説明するのに向いています。

よくある複利のイメージ図ってこんなのです。

前半は、あまり成長しているように見えませんが、
後半から一気に上昇しています。

だけど、後半の伸びは、最初からコツコツコツコツ
積立投資を続けていたからこそじゃないでしょうか?

投資資金が少なくても、一度に買える株数が少なくても、毎月毎月コツコツ積み立て、資産額が増えたり減ったりを繰り返して、成長しているように思えない時もちょっと株価が上がったとほくそ笑んだ時も、ずっと毎月コツコツと継続して株を買い増し続けたからこそ、後半の大きな成長があるんじゃないでしょうか?

さて、ここで現時点で時価総額世界1位のアップル
(2021年11月末時点)の株価をみてください。

(※Tradingviewのチャートより)

竹の4年どころか、このチャートで見れば25年も横ばいです。

竹やアップルを横で見ていると、1年でめっちゃ急成長しているように見えるかもしれません。

しかし、その成長は、長い年月をかけて、土台を作ってきたからこそあるわけです。

株式投資も、すぐには結果が出ないかもしれません。というか、絶対に結果はすぐには出ません。

だけど、5年後10年後、そして、20年後に大きな結果を得るためには、今から始めないと、そして、コツコツと毎月毎月続けないと手に入らないですよね。

10年20年って長いなー、って思うかもしれませんが、

だったら、
レガシー企業のような安全性の高い株を
毎月コツコツ積み立てていくことで、
富の土台を築いて行った方が良くないですか?

何もしなくても、10年20年は簡単に過ぎていきます。

良い投資を。

そしてよい人生を。

以上