文通費

国会議員の文書通信交通滞在費について、筆者が最も問題だと思うのは、これまでに挙げられたテーマではありません。

最も問題なのは、この文書通信交通滞在費を、国会議員自分が支部長を務める政党支部に寄付をして、その寄付の領収書で所得税控除をすることです。

文書通信交通滞在費は無税で国会議員個人に支給されます。

そのおカネを政党支部に寄付しても、もちろん確定申告の際に所得税控除が可能です。

特に当該国会議員が支部長を務める政党支部への寄付が最も深刻です（事実上、自分の政治団体への寄付です）。

無税の金を自分の政治団体に寄付したら、所得税が数百万円戻って来た、というのは（これまで提起された課題を遥かに超えて）到底理解が得られない所業かと思いますが、やっている方はたくさんいるでしょう。

是非、調査能力を有する大マスコミのみなさんには「まさか、文書通信交通滞在費を（自身が支部長を務める）政党支部に寄付して所得税控除なんてやってないですよね？」と調査してほしいところです。

以上