尼崎市USB紛失事案に思う

USB紛失した日本ユニシスの社員

兵庫・尼崎市の委託業者が紛失した全市民46万人の個人情報が入ったUSBメモリーが見つかった。

USBメモリーは、かばんに入ったまま、酔って寝ていた路上近くのマンションの敷地内で見つかったという。

24日午後5時過ぎ、会見の場に姿を見せたのは、兵庫・尼崎市の稲村市長。

兵庫・尼崎市の稲村和美市長「USBメモリーと、それが入っていたかばんが見つかった。市民の皆さまに、大変なご迷惑・ご心配をおかけしましたことを、心よりおわび申し上げます」

全市民の個人情報が入ったUSBメモリーが、24日になり、発見されたという報告。

21日、給付金業務を委託されていた会社の関係先の男性(40代)が、USBメモリーを持ち出し、飲食店で酒を飲んだあと、かばんを紛失。

USBメモリーには、全市民およそ46万人の個人情報に加え、住民税の額や生活保護の受給に関する情報も含まれていた。

23日の発表を受け、市には、1万5,000件を超える問い合わせがあり、コールセンターは対応に追われた。

担当者は、「自分の情報は、すでに漏えいしたんじゃないか? とか、不安を抱える方とお怒りがほとんどでございます」

男性は、データの移管作業のために持ち出したUSBメモリーをかばんに入れたまま、居酒屋で酒を飲んだ。

その後、泥酔して店を出ると、路上で寝込んでしまい、気づいた時には、かばんごと紛失していたという。

委託会社によると、男性は、紛失したことをすぐには報告せず、当日は、会社を休んで1人でかばんを探しに行ったという。
しかし…。

委託会社は、会見で「(かばんは)見つからず、吹田警察の方に紛失届を、そのタイミングで提出したと。(おととい)午後2時ぐらいに本人から、当社の現場責任者に『かばんを紛失した』と連絡があった」と述べた。

尼崎市に初めて報告があったのは、紛失から12時間余りあとのことだった。

そのUSBメモリーが見つかったのは、24日正午前のこと。

委託会社は、会見で「発見された場所は、吹田市にあるマンションの敷地内と聞いております」と述べた。

男性は、記憶を頼りに警察官30人と捜索にあたり、大阪・吹田市内のマンションのエントランスで、USBが入ったかばんを発見したという。

かばんの中には携帯電話があり、GPS(衛星利用測位システム)による位置情報が役に立ったとみられている。

USBメモリーが見つかったことへの尼崎市民の反応。

尼崎市民からは「よかったですね。管理はきっちりしてほしい」、「大切な物を持って飲んで、路上で寝込むほど飲むというのは、仕事をしている人にしては無責任すぎる」などの声が聞かれた。

尼崎市によると、発見されたUSBメモリーを確認したところ、パスワードが変更された形跡などはなかったという。

市は、全市民の個人情報が漏れていないか、関係機関と協力しながら、調査を進めるとしている。

飲み会ダメ、ゼッタイ

結局、このような事案は、①USBをなくすこと、でしか撲滅できません。しかしながら、どうしても持ち出す必要があるときに備え、筆者のようないたいけなサラリーマンは、自衛のため、②会社の飲み会はダメ、ゼッタイ、ということでしょう。

これで、堂々と飲み会を断る理由ができました。

USB無くしたくないから、パソコン紛失したらマズいから、タブレット落としたら大変だから、は十分なる、飲み会NGの言い訳になります。

これで、嫌な奴と飲みに行く義理もさっそうと断れるというものです。

素晴らしいことです。

そもそも、飲み会に誘われることが少ない筆者からは以上です。

以上