格差社会を止めよ

令和の格差社会の象徴

ソフトバンクグループ(SBG)の副社長を1月に退任したマルセロ・クラウレ氏の退職金が45億6700万円であることが24日、分かった。同社が開示した有価証券報告書で明らかになった。高額報酬を巡り孫正義CEOと対立し、2022年1月に退任したと報じらていた、あの人ですね。高っかい手切れ金です。ソフトバンクホークスの看板選手、柳田選手と千賀投手、それから今宮中村松田和田に藤本監督の年俸合わせても届かないじゃないですか。球団経営でもするのかしら?あ、当然嫌味です。

クラウレ氏はSBG傘下にあった米携帯電話大手スプリントの最高経営責任者(CEO)として経営を立て直し、SBGの孫正義会長兼社長の後継者候補と目されたこともありますが、ここに至っては単なる銭ゲバです。さもしいものです。おかげさまで、当職は心置きなくソフトバンクの携帯契約を解約できました。ありがとうございます。

世界は金持ちがすべてを握るのか

アメリカをはじめ、わずか1%の富裕層の収入が世界の35億人の収入に匹敵するという驚くべき格差社会となってきている。日本経済の高度経済成長を支えたのが社員のすべての力という総中流社会型の日本型賃金構造だった。だから平社員でも家を作れたし、家族も育てることができ、関連産業も発展した。しかし、アベノミクスをはじめ、歴代自民党政権はアメリカ型格差社会の拡大につとめ、企業の内部留保は拡大したが、社員の賃金は30年間上がらず、子供も育てられず高度高齢化・少子化社会が進行している。岸田政権も新しい資本主義とか言っているが結局アベノミクスの踏襲で、貯蓄率ゼロ世帯が25%もある現実を無視して投資中心の政策を打ち出している。今の無策自公政権のままでは、日本経済は確実に沈んでいく。それでよいのだろうか。

以上