裏金政党

-裏金づくりと脱税を追認する「集団無責任体制」自民党の黄昏-

16日から確定申告が始まりました。

岸田総理が予算委員会で「法令にのっとり適切に申告、納税をおこなうようお願いしたい」と他人事のように述べたことも相まって、納税者の怒りは爆発しています。

3,000万円以下の裏金なら収支報告書の「訂正」でお咎めなし(検察がなぜか不起訴)。しかもその訂正内容は「不明」のオンパレードでも問題なし(総務省も国税庁もスルー)。

改めて考えるまでもなく、まったく納得できないことばかりです。

これまで何度も指摘してきている通り、少額であれ意図的に裏金づくりに手を染めてきた議員は全員、政治資金規正法違反で公民権停止にするべきですし、少なくとも脱税行為を認めて納税して、自ら一旦は議員辞職をするべきです。

ようやく自民党内に納税の動きが出てきたかと思いきや、森山総務会長が「党として検討することはありえない」と否定。

また裏金づくりをしていた・不記載をしていた議員たち全員に対して政治倫理審査会への出席を求めたところ、自民党の幹事は

「51名、1人ひとりにわれわれが出席するようにということを促すことはできないので、それぞれの意思によって出席されるかどうかは判断」

と、これまた他人事のようにコメントしています。

組織として対応しないのなら、なんのための「政党」なのでしょうか。組織としての体をなしておらず、もはや自民党は集団無責任体制に陥っていると言わざるをえません。

裏金議員たちには全員、追加納税と政治倫理審査会の出席を命じる。従わなければ除名。それくらいのことは当然にできる・やるべきです。

確定申告を行う納税者が馬鹿をみないよう、裏金議員たちとそれを追認する自民党には引き続き国会審議の中で強く徴税や処分を求めていきます。