人権?

ひどいこともあるもんだ

人権?
最低限の規範を守ってから、
そういうことは言え。

義務や責任を果たさない者が、人権だけを声高に主張する構図は社会の不信と混乱を生む。人権は誰にとっても不可侵の基礎である一方、その行使には前提となる社会的責務が存在する。権利は空中に漂う単なる主張ではなく、他者の権利と衝突しないように調整され、社会秩序の中で機能する。だからこそ、義務を回避しながら権利だけを求める姿勢は、他者の負担を当然視し、自分だけが特権的に扱われることを当然とする思考につながる。

義務と責任を軽視する人間が人権を訴えるとき、その主張は真剣な議論をゆがめる。例えば、公共のルールを守らない、人に迷惑をかけても謝罪しない、社会の維持に必要な最低限の協力を行わないといった行動をとる者が、いざ自分が不利になると「人権侵害だ」と叫ぶ光景は珍しくない。こうした態度が広がれば、正当に人権を守られるべき人の声まで軽んじられる。社会が「また都合よく人権を使っているだけだ」と疑心暗鬼に陥るからだ。

人権の主張には説得力が要る。その説得力は、日ごろから義務と責任を引き受けて生活しているという信用の積み重ねから生まれる。自分の役割を果たし、他者の負担に配慮し、社会の一員としての行動を取っている者が権利を語るとき、人は耳を傾ける。逆に、社会ルールを無視し、自分だけ例外扱いされたい者が権利を持ち出したとき、そこに耳を貸す必要はない。

権利と義務は対立概念ではなく、補完関係にある。権利を守るためには、義務を果たすという土台が不可欠である。義務を果たさない者が権利を主張しても、その言葉は空虚で、他者にとって納得できる理由を持たない。ただ特権を求めているだけと受け取られ、結果として社会の一体性を弱める。自分の権利を強く語りたいなら、まず自分の責任を果たせ。そうしてはじめて、その主張は社会の中で正当に扱われる。

以上だ。頭の悪い、勉強してないガキどもよ。2回声に出して読め。

以上