人格教育

教えられなくなったこと
【義務教育で教えてくれなくなった大切なこと】
・あいさつの大切さ、礼節の大切さ
・正しい腹からの声の出し方
・目上の人や先人への敬意の大切さとその意味
・人と人との貸し借りのやり方
・目を合わせたり、腹を割る対話のやり方
・正しい姿勢のあり方
・古武術などの効果的な身体の使い方
・自炊などの自律した生活のやり方
・睡眠の大切さと、睡眠の正しい整え方
・身だしなみの大切さと整え方
・ケンカの作法、落としどころのつけ方
・男女の本質的な役割の違いと果たし方や意思疎通法
・親への敬意とコミュニケーション方法
・自由に伴う責任の意味
・志の立て方、人生の歩み方
・本質の見極め方
・個人と社会の折り合いの付け方、活かし方、要するに、生き方、挑み方
こういうことを、もはや殆どの先生も親も、教えてくれなくなった。
人間として生きるための基盤。勉強よりも大切なこと。勉強の基盤となること。これらをちゃんと身につけて世の中出ている子どもが、一体どれだけいるのだろうか。
文部科学省の指導要綱とかには、ちゃんと書いてあるんだけど、たぶん殆どの先生は実践しきれていない。
なぜなら、これらの項目は全て生き方の実技のようなものだから。今のペーパーテストでは測れない。先生の生き方が如実に出るものだから。
僕がもし教育を司る立場になったのなら、今一度すべての教員に上記の「人としてのあり方」を探究し、実践することを求める。
きっと多くの教員は「昭和に戻る気か!」「スパルタだ!」と反対するだろう。しかしこれらは科学的にも実社会的にも裏付けされた内容だ。
西洋の言葉にするならば
SEL
21世紀型スキル
非認知能力
といった文言でハーバード大学のお墨付きで何年も前からドーンと出ている。
まさにそのような「古くて新しい本質」を、私たちは取り戻すべきなのだ。
さもなくば、「背骨がグニャグニャで、目を合わせて人と話ができなくて、すぐ病気になり、人間関係で筋を通せず、享楽的で、トラブルに弱い」そういう子ばかりになってしまう。
すでに、学校によってはそういう子ばかりの学校もある。そういう子達が、社会に出てどれほど大変な目に遭っているのか、指導した先生方は、ご存知だろうか。
もちろん親御さんのしつけや指導が行き届いていないのも、大きな原因だ。先生ばかりに押しつけるのも酷だ。
しかし当の親御さんも仕事で精一杯で余裕が無いのも、とてもわかる。
誰も悪くない。誰も悪くないのに、みんなが大変になり、みんなが不幸になる。そんなサイクルが今この日本で、世界で、出まわっている。
誰かが、変えなければいけない。誰かが言わなければならない。私が、あなたが、気づいたのなら、その人から少しでも一歩を踏み出さなければならない。
ということで、まずは筆者から言います。人格を磨けと。
以上です。
