(2018/02/15)スキー男子モーグル2018冬季オリンピック銅メダルに輝いた原大智選手の亡きコーチへの誓い
おはようございます。
2018年2月の配信記事です。
2018年冬季オリンピック、平昌(ピョンチャン)オリンピックが開催中です。
今回、この平昌オリンピックで、モーグル男子で銅メダルに輝き、日本に初の表彰台をもたらした原大智(はらだいち)選手のことを書きます。
あまり、こうしたスポーツニュースで、メダルを獲得したといった記事を取り上げるのは好きではありませんが、今回はそこに向けたひとりの選手とその師匠の壮絶な人生を見て感動したので、少しだけ触れたいと思います。
原大智選手は、幼少の頃からスキーの才能を見込まれ、13歳からフリースタイルスキー・モーグル男子の選手兼コーチとして活動していた平子剛(ひらこつよし)さんのもとで指導を受けていました。
二人はとてもよいコーチと教え子、師弟関係だったそうで、いろいろな話をしながら、共に成長していきました。
しかし、原選手が指導を受け始めて3年後、15歳の時に、師匠として慕っていた平子剛さんが、なんと27歳の若さ急性心筋梗塞で倒れ他界してしまいます。
原大智選手にとっては受け入れがたい事態です。
心労はいかばかりのことだったでしょうか。
想像もできません。
亡き師匠に誓った宣言
しかし、15歳の原大智選手は、平子さんの葬儀の棺の前で、こう宣言します。
「平子剛先生、僕は絶対にオリンピックで金メダルを取ります」
皆に聞こえるよう、高らかに宣言した原大智選手は、こうして志半ばで亡くなった平子剛さんの思いを胸に秘め、より一層の鍛錬を積み、その悲しい出来事のあとの5年後、見事2018年冬季平昌オリンピックへの出場権を獲得し、そして表彰台に登ったのです。
弱冠20歳。
師匠と仰いだ人の背中を追い、そして空に昇った師匠に報告する。
素晴らしいことだと思いました。
原大智選手の2倍以上生きていながら、未だ決意がつかない筆者ですがもう少しは頑張ろうと思いました。
こちらからは以上です。
(平成30年2月15日 木曜日)
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