野球ファンは選手に自分の思いを乗せ一緒に旅するのが醍醐味というイチロー選手のファンの女性の話
おはようございます。
2016年7月の野球ファンの配信記事です。
2016年シーズン、マーリンズのイチロー選手のメジャーリーグでの3,000本安打達成を目前に控え、とてもいい話がありましたので紹介します。
ちなみにメジャーリーグでの3,000本安打を達成しているのは長いメジャーの歴史でも今まで29人です。
史上30人目となる記録を達成する瞬間は、刻一刻と迫ってきています。
そんなイチロー選手を、自作の「イチ・メーター」と共に旅して応援し続けているのがエイミー・フランツさんという超がつくファンです。
フランツさんは、イチロー選手がかつて所属したマリナーズの本拠地シアトル在住ですが、ニューヨークヤンキース、そしてマイアミマーリンズと所属チームを移ってきたイチロー選手に対し変わらず「追っかけ」を続けています。
メジャーリーグの球団は、全米およびカナダに広がり、その移動距離たるや地球数周分といわれるほどです。
ファンも大変です。
そんな追っかけが実り、イチロー選手は2016年6月15日にはメジャーの最多安打ピート・ローズを通算安打で上回り、そしていよいよメジャ3,000本安打の金字塔に迫りました。
お金が足りなくなっちまった
しかしながら、当然に今回のこの金字塔に立ち会うには、アメリカ中を駆け巡ることになりますが、飛行機代や交通費についても膨大なものになってきます。
そこで、エイミーさんは、現在急速に地位を確立しているサービスである「クラウドファンディング」を使い、資金援助を世界中に求めたのです。
イチローファンの彼女らしく、目標金額は1安打1ドル、そして3,000本安打で3,000ドル(だいたい30万円)としたところ、何と倍以上の6,000ドル以上を集めたということです。
この寄付に応じた人々は、まさにエイミーさんを通じてイチロー選手の偉業をこの目で見たい、エイミーさんに見せたいと共感したのでしょう。
思いを乗せて一緒に旅するということは特別なことです。
これは、その昔日本でも流行ったお伊勢参りでお札を持って帰ったり、形見と一緒に四国のお遍路をしたりするということにも通じる普遍的な感情なのかもしれません。
イチロー選手の活躍と挑戦を見守り続けてきたこのイチファンの旅や活動もまた、見る人に感動を与えているということでしょう。
野球はするのも見るのも大好きないち筆者からは以上です。
(平成28年7月22日 金曜日)


