2020年2月5日
おはようございます。
2013年9月の記事です。
体重計などのフロントランナーで、日本で初めて家庭用体重計を製造・販売し「ヘルスメーター」と命名した東京都板橋区の会社「タニタ」が開発した「活動量計」が爆発的に売れているようです。
口から入るカロリーのことを気にするのに、消費したカロリーを気にしないのはおかしい、という当たり前の疑問から新カテゴリー製品として誕生しました。
当初、平成のはじめ、一旦検討されたもののPC技術が小型化に追いつかず、一旦お蔵入り。
それから約20年。メタボリック・シンドローム(内臓脂肪症候群)という言葉が一般化し、人々の健康に対する関心は年々高まりをみせていく中、レストランのメニューにはカロリーが表示され、自己の健康管理は社会人の常識にさえなってきました。
ようやく、活動量計が世に出る環境は整い、満を持しての開発、販売開始となりました。
メーカーの予想をはるかに上回るヒット商品となっています。
キーテクノロジーのひとつは「タテ・ヨコ・ナナメ」の3方向の動きを感知する3軸加速度センサーの搭載で、そのセンサー技術を活動量計に応用し、歩行だけではなく体を曲げたり、かがんだりするわずかな動きの消費量も検知できるようにしたとのことです。
デフレ時代にも商品開発力のある会社は強いです。
株を買ってみたいと思いましたが残念ながら非上場会社でした。
たまにはいいものを見つけるのですがどうしても儲けに結びつかない筆者からは以上です。
(平成25年9月7日)