(2016/01/22)コンビニ市場は2015年に10兆円を超えた(百貨店市場は6兆円台)

セブン&アイ・ホールディングス本社

おはようございます。

2016年1月の配信記事です。

日本での生活に欠かせなくなったコンビニエンスストア、日々その商品サービスは進化を続け、現在では書籍の取り置きや宅配便サービス、郵便ポストに切手印紙販売にATM機能や各種チケット販売、コピーにファックスなどなど、その狭い店舗はさしずめ生活便利機能の集約形と言えます。

コンビニは、それまでのスーパー業態に対抗して生まれ、そうして駅前都心郊外あらゆる場所に立地し、フランチャイズ展開を行い日本の津々浦々まで浸透しました。

同時に寡占化も進み、コンビニ大手で構成する日本フランチャイズチェーン協会という協会がありますが、この協会で発表するコンビニ売上高対象の会社は現在9社です。

その9社の売上高として協会が2016年1月20日に発表した2015年のコンビニエンスストアの全店売上高(速報値)は前年比4.7%増となる10兆1927億円となりました。

百貨店業界は6兆円台

この統計は、1999年に始まっていますが、16年で10兆円を超えたことになります。近い業態のスーパーの年商は13兆円、一方百貨店は同6兆円といいますから、コンビニの存在感がどれだけ大きいかわかると思います。

明らかに、国民の生活スタイルにコンビニが浸透したことの証左でしょう。

もはや、コーヒーからドーナツ、ケーキに惣菜、弁当までコンビニ新商品の攻勢です。独自ブランドのお菓子やビール、酒類まで販売する勢いです。

セブンイレブンは朝7時から夜11時まで開けたのが斬新で店名にしたとか、開いてますあなたのローソン(24時間営業)という宣伝が流行ったなどと周りに説明するのがだんだん辛くなってきた昭和世代の筆者からは以上です。

(平成28年1月22日 金曜日)

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