令和7年司法試験予備試験論文式試験を受験しました

2年ぶり人生2度目 司法試験予備試験論文式試験受験

令和7年司法試験予備試験「短答式」合格試験結果を受け、臨んだ人生2度目の論文試験を受験してきました。福岡市会場の受験者は115名でしたが、そもそも受験場に現れなかった(欠席)受験者が筆者目測では7名いたので、受験したのは煩悩の数、108名だったと思われます。

『論文式』試験は令和7年(2025年)9月6日(土)、7日(日)。一日当たり、5時間50分、及び6時間30分用意された回答時間で、10科目の論文を、うち8科目はそれぞれ70分、2科目はそれぞれ90分、総時間740分、12時間20分で書くという、ものすごく過酷な試験です。

筆者は以下のことに気を付けました。

体調万全に、前日早く寝て試験開始の5時間前に起床して頭の回転のピークを試験開始に持っていく。
朝食は早めにとって、試験時間前にトイレを済ませておく。試験中におなかの調子が悪くならないよう、水を飲みすぎない。
昼食は取らずに、昼食時間は外を歩いて体をほぐす。腕や指を伸ばす。深呼吸をする。
試験に臨んでは、①書きすぎない。設問で問われたことだけに端的に答えて書く。どの科目にも均等に時間を使い、途中答案にならないように、最後まで論じて守りの形にする。試験考査委員に比べれば受験生のレベルなど多寡が知れているものですから、変に高得点を狙って論述かけても却って悪目立ちして失点するだけです。ここは、②問われていることをきちんと読み込んで、法的三段論法を駆使して、(ア)問題の所在を挙げて、(イ)条文判例から組み立てられる基本的な規範を定立して、(ウ)出題事例に適切に適用、当てはめ、(エ)結論を示す。これを意識しました。結論を示さない締まりのない、後始末のできない答案にならぬよう、ここは徹底しました。

結果、10本の論文を、現在持てる力を尽くして書き上げ提出することができたと思います。
みなさま応援、ありがとうございました。
この予備試験『論文式』試験、筆者は、人生2度目の挑戦になりました。
2,744名の短答式試験合格者のうち、この『論文式』試験を突破できるのは、上位480名程度と言われます。
倍率5倍以上の熾烈な争いです。
皆さんの期待に恥じぬよう、何よりも自分の生きている実感を得るため、腕を振るいました。
生きているという実感を、味わい感謝をもって挑戦し、試験を受けましたことを、ここにご報告いたします。

合格発表は、令和7年12月18日(木曜日)16時、法務省司法試験委員会ホームページで行われる予定です。合格の場合は、以下の日程に沿い、魔の口述試験に進むことになります。結果を待ちたいと思います。

令和7年司法試験予備試験の実施日程等について

(令和6年7月31日司法試験委員会決定)

令和7年司法試験予備試験の実施日程等については、次のとおりとする。

1 試験期日

(1) 短答式試験

令和7年7月20日(日)

(2) 論文式試験

令和7年9月6日(土) 、7日(日)

(3) 口述試験

令和8年1月24日(土) 、25日(日)

2 試験地

(1) 短答式試験

札幌市又はその周辺、仙台市又はその周辺、東京都又はその周辺、名古屋市

又はその周辺、大阪府又はその周辺、広島市又はその周辺、福岡市又はその周辺

(2) 論文式試験

札幌市、東京都又はその周辺、大阪市又はその周辺、福岡市

(3) 口述試験

東京都又はその周辺

令和7年司法試験予備試験実施予定表

事 項 期 日 備 考

令和6年

試 験 公 告

12月13日(金)

令和7年

願 書 交 付

自 2月17日(月)

至 3月14日(金)

願 書 受 付

自 3月 3日(月)

至 3月14日(金)

短 答 式 試 験 実 施

7月20日(日)

短 答 式 試 験 合 格 発 表

8月 7日(木)

論 文 式 試 験 実 施

自 9月 6日(土)

至 9月 7日(日)

論 文 式 試 験 合 格 発 表

12月18日(木)

令和8年

口 述 試 験 実 施

自 1月24日(土)

至 1月25日(日)

最 終 合 格 発 表

2月 5日(木)

以上