タバコのコストは税収を上回る
( ´ー`)y-~~税収より社会的コスト大きいタバコ
九州大の真崎(まさき)義憲准教授(呼吸器内科)の話がありました。
日本も批准している世界保健機関(WHO)の「たばこ規制枠組み条約」は、発効5年後の2010年までに受動喫煙防止措置を各国に求めていた。日本は10年遅れの20年4月に改正健康増進法を全面施行し、ようやく多くの人が利用する施設の屋内は原則、全面禁煙とした。
条約は屋外など「その他の公共の場所」でも必要に応じて対策を義務付けていた。厚生労働省が条約を受けて10年に出した健康局長通知は、公園を念頭に対策の必要性を打ち出したが、改正法には必要性に関する記述がなく、トーンダウンした印象だ。
現状では、公園は喫煙者のモラルに訴えるしかない。喫煙者は「たばこ税を払っている」として喫煙所整備を求めることもあるようだ。しかし、年間の税収約2兆円に対し、たばこが原因の医療費や労働力損失などの社会的コストは4兆~7兆円とされ、社会的損失の方が大きい。喫煙者の禁煙支援とともに、喫煙所を長期的に減らしていくことが理にかなっている。
以上