セーラー服と機関銃という独自の発展を超えた外来語について語る
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| ポパイ(2009年12月8日Googleロゴ) |
おはようございます。
2014年8月のセーラー服に関する配信記事です。
セーラー服と聞いて、かもめの水兵さんではなく女子高生を思い浮かべたあなたは、間違いなく日本の人と謹んで申し上げたいと思います。
同じように、アメリカの古典アニメにポパイというのがありますが、この主題歌ポパイ・ザ・セーラーマン、というフレーズになぜセールスマンなのか、アニメ物語以外で実際ポパイはほうれん草を売って生計を立てているのだろうかと淡い疑問を持っていた少年時代の筆者でしたが、あれは営業担当者(セールスマン)ではなく水兵さんのことだったのです。
長じてセーラームーンとはポパイのオマージュなのかとも考えたのですが、こちらは却って深読みしすぎなのかもしれません。
外来語が日本で独自の進化を遂げる
このように、海外から入ってきた言葉に、日本の人は独自の考えや概念を付与して使いこなすのが大変得意です。
マンション、といえば本来の意味は大邸宅ですが、日本では単に集合住宅のことを指すような例が挙げられます。
そういう意味で、話を戻せばセーラー服と機関銃というのが日本で流行ることを海外の人々が理解するには相当の修練が必要とされそうです。
水兵が武器を持つことは何ら普通のことだからです。
セーラー服を脱がさないで、というのも日本でしかヒットしないでしょう。
マッチョの水兵さんの軍服なんですから…。
満員電車のことをすし詰めと説明して、知り合いの海外からの人に「それって旨いのか」と聞かれてしまうようなものです。
学生時代はマンションではなく長屋で下宿し、すし詰めの合宿所で雑魚寝していた筆者からは以上です。
(平成26年8月18日 月曜日 最終更新:平成28年8月18日 木曜日)


